- PCVR入門の書①:VRに必要なゲーミングPCのスペックと選び方~予算と使用HMDから最適解を選ぶ~←イマココ
- PCVR入門の書②:HMD(VRヘッドセット)の選び方 トラッキングや解像度の違いなど
▲コイカツサンシャインをVR化MODでプレイ。VRAM消費量が12GBを超える。
この記事はPCVRに手を出してみたい人が最初に読むべき記事です。VRエロゲに手を出してみたいならこの記事を読みましょう。
- PCVRに必要なものとその予算
- PCVR用のゲーミングPCの選び方
- パソコン通販ショップの選び方
こんなことを知ることができます。
きっとこの記事を読む人はまだVRに関するデバイスを所有していない人、もしくはすでにMeta Quest2/3やスマホVRなどを所有していてPCVRのコンテンツに興味を持った人だと思います。
そんな人たちがどんなPCを選べば良いのかはっきり分かるように説明していきますね。
これからアダルトVRデビューしてみたい人必見です。
無料でエロVRを体験する方法がFANZA(DMM)にあります。
これらのVR動画を無料体験できます
視聴するまでの手順はたったこれだけ!
- AmazonでVRゴーグルを購入
- DMMアカウントを作成する(無料)
- DMMVRプレイヤーをダウンロード(無料)
※iOSの人はストアからも可。AndroidはDMMからのみ。 - 無料対象VR作品から見たい動画を追加する(無料)
VRゴーグルにはお金がかかってしまいますが、それさえ入手できればいつでもアダルトVRを楽しむことができます。
Meta Quest2/3やPico4を買った人は①を飛ばしてMeta Store/Pico storeでDMMVRアプリを導入後、②と④を実行すればOK!
PCVRの予算ってどれくらいかかる?
PCVRを始めるのにいくらかかかるのか?予算はいくら必要になるのか?といった疑問が最初に浮かび上がると思います。
ではそれを考える前にまずは必要な機器を確認しましょう。
- デスクトップパソコン(またはノートパソコン)
- モニター+キーボード+マウス(ノートPCなら不要)
- VRヘッドセット(+ベースステーションやトラッカー)
デスクトップパソコンの場合、ノートパソコンとは異なりモニター・キーボード・マウスも一緒に個別で用意しないとダメです。
PCとその周辺機器の予算
PCとその周囲の機材に関する予算の合計はだいたい15万〜70万くらいかなと覚えておいてください。
- PC:150,000~600,000円
- モニター:10,000〜100,000円
- キーボードやマウス:3,000〜30,000円
もしアダルトVRゲーム以外に4K144HzやフルHD高リフレッシュレートでSteamの様々なゲームをやりたいなら、高性能モニター・ゲーミングキーボード・ゲーミングマウスも用意する必要があります。
ゲームをPAD(コントローラー)で遊ぶならゲーミング系のキーボードやマウスでなくてもOKですが、「VRで快適に遊べるPCを買う=ハイスペックPCを買う」なので、そのスペックを活かすためにモニターは良いやつを選んだ方が気持ちよくなれますよ。
具体例:管理人の環境
実例として管理人の環境を紹介してみます。ちなみに管理人はゲームするけどコントローラー派なのでゲーミングキーボードは買ってません。PC作業も基本はMacでやるのでデバイスがMac向けになりがち。
項目 | 実例 |
---|---|
PC | ・OMEN 45L Intel Corei9 12900K / RTX3090 約500,000円(販売終了) ※最安セール時に買ったので370,000円でゲットできました。 |
モニター | ・OMEN 27u(ゲーム用) 97,000円 ・BenQ EX2780Q(作業用) 54,800円(販売終了) |
キーボード | ・HHKB Professional HYBRID Type-S 雪(メイン) 36,850円 ・東プレREALFORCE R2 TKL for Mac(サブ) 22,000円 |
マウス | ・SteelSeries Aerox 5 Wireless(メイン1) 13,980円 ・Logicool MX ERGO(メイン2) 15,070円 ・Apple Magic Trackpad(左手サブ) 15,700円 |
コントローラー | ・DualSense(PS5&PC用) 9,000円 ・Xbox ワイヤレスコントローラー(PC用) 7,000円 ・Proコントローラー ゼノブレイド2モデル(Switch&PC用) 17,000円 |
PCはもちろんですが、モニターも匙加減1つでどれくらい費用がかかるのか変わってきます。ただVRをバリバリ動かせるハイエンドPCを買うなら、モニターも10万円クラスのものが最適です。
さて、ゲーミングPCといっても性能はピンキリです。Meta Quest2でPCVRを遊ぶレベルならGPUはRTX3060がベースになってきます。
しかし、最近はMeta Quest3やPico4といった一般ユーザー向けのデバイスですらディスプレイ解像度が上がっています。解像度が上がるとグラボの要求スペックが上がり、現状RTX3060クラスのグラボでは画質を上げて遊ぶには少し心許ないレベルになってきています。(遊べないわけではない)
PC選びの中でも特にグラボ選びは慎重になる必要がありますが、詳しいことは後述しています。このまま読み進めてください。
「どのVRヘッドセットを使うのか」がゲーミングPC選びに大きく影響を及ぼす。
VRゴーグル(HMD)の予算について
次はVRヘッドセット(HMD)について予算を見ていきます。メジャーな選択肢のHMDは以下の通りです。
HMD | 解説/価格 |
---|---|
Meta Quest3 | 初心者から上級者まで全てのユーザーにおすすめ。超王道のHMD。基本的に1台目はこれでOK。 128GB:74,800円 512GB:96,800円 |
Meta Quest2 | 初心者が予算をギリギリまで削ってデビューしたいならあり。 128GB:39,600円 256GB:53,900円 |
Pico4 | 中級者向け。Virtual Desktopを経由したPCVR前提で使うのでWi-Fi6環境も欲しい。 128GB:49,000円 256GB:59,400円 |
Reverb G2 | トラッキング精度はやや低めだが、DP接続の恩恵による安定した映像美が特徴。 65,780円 (生産終了) |
Valve Index | 視野角・リフレッシュレート・指トラッキングなどVRSNSにぴったりの逸品。ディスプレイ解像度こそ旧世代だが今でも名機。 HMD単体:82,800円 フルセット:165,980円 (生産終了) |
VIVE PRO2 | 解像度は高いものの、有機ELだった初代の方が安定して綺麗に見えるという罠。プレミアム路線の中ではやや不評。 HMD単体:103,400円 フルセット:209,000円 |
Varjo Aero | 解像度の高いプレミアム路線のHMDの1つ。価格が安くなっていて入手しやすくなったが、ベースステーションやコントローラーを別途入手する必要あり。 HMD単体: 180,000円 |
Pimax Crystal | 解像度が高いプレミアム路線のHMDの1つ。映像美は優秀だが、それ以外の取り回しが悪く、価格に対してイマイチの評価。別途アクセでベースステーションに対応させられる。 299,980円 (85,645円引きクーポンがAmazonにある) |
VRゴーグルの予算はどのVRゴーグルを購入するかによって大きく値段が変わってきます。
PCVRをするためのVRゴーグルとして必要最低限を求めるなら4万円。高精度のトラッキングを求めるなら10万円を超えてきます。だいたい20万円あればトラッキング精度の高い環境になりますね。
フルトラッキングをする・しないの選択で価格が変わるため、求める環境によって予算に大きな差が出ますね。インサイドアウト方式のHMDは安く、アウトサイドイン形式のHMDは高くなる傾向にあります。
インサイドアウトとアウトサイドインとは?
画像の引用:Dream Seed
インサイドアウト方式:HMD内部にカメラが搭載されているので外部カメラが不要。コストがかからなくお手軽な一方でトラッキング精度は若干低くなる。背中側が弱点。Quest3は精度高め。
アウトサイドイン方式:外部にカメラを置いてトラッキングする。コストはかかるがトラッキング精度が高い。激しい動きにもついてこれる。ベースステーションが必要になる。
インサイドアウト方式のHMD:Meta Quest2・3・Pro / Pico4 / Reverb G2 / Pimax Crystal
アウトサイドイン方式のHMD:Valve Index / VIVE PRO2 / Pimax Vision 8K X
Valve・HTC共通のベースステーションは1台あたり19,800円となっています。最大4台まで拡張可能。これにVIVEトラッカーというアイテムを脚や腰などに装着すると全身をトラッキングできます。
トラッカーは1つあたり大体17,000円。これを複数用意するのが基本です。定番なのが両脚と腰の3つ。ですがVRオタクの人たちはそれで満足できずもっと追加で装備します。
なお、2023年11月にはVIVEトラッカーUltimateというベースステーション不要でインサイドアウト向けのトラッカーを発売しています。
予算まとめ:合計はこれくらい
環境 | 予算 |
---|---|
最低限の環境 (初心者用) |
約20万(PC15万+VRゴーグル5万) HMDの例:Meta Quest2 |
不満なく遊べるPCVR環境 (初心者〜中級者用) |
約30~40万(PC30万+VRゴーグル8万) HMDの例:Meta Quest3 |
高レベルのPCVR環境 (中級者〜上級者用) |
約50〜80万(PC50万+VRゴーグル20万) HMDの例:Varjo Aero / Pimax Crystal |
以上のことからPCVRを始めるための予算はこんな感じになります。
最低限な環境でPCVRを体験してみたいならMeta Quest2にRTX3060クラスのグラボを積んだPCを用意すればOK。これで20万前後になると思います。
Meta Quest3でPCVRするならもうちょっと上のランクのグラボの方がいいでしょう。3060でもギリギリいけますが、Quest3を活かすならスペックが微妙に足りません。そういったこともあり、予算は30~40万円になっています。
50万以上の予算をかければハイレベルのVR沼に踏み込むことが許される状態に。ここまでお金をかけるならRTX4090搭載PCが欲しいですね。
PCVR用のゲーミングPCを選ぼう
ここではどんなPC選べばいいのか?VRゲームをプレイする上で必要なスペックや購入時に抑えておきたいポイント、おすすめ通販ショップやPCを紹介します。
デスクトップPCとノートPCはどっちがいい?
PCは大きく分けてデスクトップパソコンとノートパソコンの2通りあります。
はっきりズバッと言います。
PCVR用のパソコンは特別な理由がない限りデスクトップパソコンを買え!
長時間プレイは熱によってサーマルスロットリングが起こりがち
精密機械は熱に弱く壊れやすい
ノート向けのCPUやGPUはデスクトップ向けのものよりスペックが低い
なのに小型化のコストがかかっていて高い
同じスペックならノートPCの方が価格が高くなること、そして長時間使用したときに箱が小さいほど熱がこもりやすいというデメリットがあります。
最近のノートPCは昔と比べれば排熱を頑張っているものの、スペックに対するコストパフォーマンスはデスクトップにまったく及びません。
デスクトップPCとノートPCどちらか選べるのなら、迷わずデスクトップPCを買うのが正解になっています。
ハズレゲーミングノートPCを入手すると、最初はそこそこ快適に遊べるのに途中からカクカクになってしまうといった問題が発生する可能性があるので注意したいポイントです。
以上のことから「ミドルタワー」クラス以上のデスクトップPCを選択するのが無難で賢い選択と言えます。
管理人もゲーミングノートを1台持っていますが、ある程度は使えます。使えますがデスクトップの方が冷静に考えて優秀です。
ゲーミングノートPCを選択するべき人は「事情があって家の中でVRを遊べない人(出張が多い人)」だったり「デスクトップPCやモニターを置くスペースがない人」など限定的になります。それなりの事情がない場合はデスクトップPCを選ぶべきです。
WindowsとMacintosh
PCのOSといえば「Windows」と「Macintosh」の2つが市場をほぼシェアしています。実は最近「Chrome OS」が台頭し、ついにMacOSを抜かした事実がありますが、今回はスルーの方向で。
⚠️ゲームをする予定なら絶対にWindows PCを購入しましょう。Macはゲームにほとんど対応していないためプレイできません。一応Macで遊べるゲームも世の中にはポツポツありますが、ほとんどはWindows専用なので注意。
巷で売っている「ゲーミングPC」と呼ばれているものは基本WindowsなのでBTOで買うときは安心してください。
管理人はMacユーザですが、VRやSteamのゲームを遊ぶ用にゲーミングPCを買いました。こういった遊び目的ならWindowsしか勝ちません。
「Windows11Home」と「Windows11Pro」ではProの方が細かい機能まで最初から搭載されています。ですが、ビジネスシーンでの利用がメインとなるので一般ゲーマーがproを選択するメリットはそこまでありません。
Proの機能は知らなければ知らないで困ることはないので、別にhomeでいいと思いますよ。
PC選びで重要なポイント
アダルトVRゲームであれ、普通の高画質ゲームであれ、ゲーミングPCがゲーミングPCである所以はGPUの存在です。
💡GPUは画像処理・映像処理の専門パーツです。グラボ(グラフィックボード/グラフィックカード)とも呼ばれていたりしますが、正確にはグラフィックボードに取り付けられている部品の1つで画像処理機能の頭脳にあたる半導体チップのことです。
一般のパソコンとゲーミングPCではこのGPUに大きな性能差があると思ってください。その辺の電気屋さんにもIntel corei3~7や搭載のノートPCなんかが売ってたりしますがGPUがしょぼいです。
基本的に電気屋さんで売ってる一般的なPCは
- グラフィックボードがそもそもない
- CPUとGPUが一緒にマザーボードに搭載されているオンボードGPU(貧弱)
といった特徴があります。そしてこのようなパソコンでもちょっとしたゲームは遊べたりします。
しかし、人気の一般ゲームなら『FF15』や『APEX』に『原神』、アダルトVRゲームなら『コイカツサンシャイン』や『ハニーセレクト2リビドー』といった3DグラフィックやVRのゲームを起動すると、GPU機能が足りなくてカクカクになったり画面が暗転したりまともにプレイするのは不可能です。
このようなゲームを快適に確実にプレイするためにグラフィックボードが搭載されたゲーミングPCを選択する必要があるのです。
総合演算の脳ともいえるCPUでも画像処理は多少できますが、専門家のGPUと比べたら全然足りないのでCPU以上にGPUを重視しましょう。
ただし片方だけ強くてもダメ。それぞれのパーツ性能のバランスが大切です。BTOショップのPCならバランスが取れているものが多いのですが、たまに「その構成微妙じゃね?」ってツッコミ入れられるものが紛れ込んでいるので、一応注意しておきましょう。
GPU比較
▽画像をクリックで拡大可能グラフィックボード性能比較記事より 引用:ドスパラの
性能目安の数値が大きいほど高性能と思ってOK。左がGeForceシリーズ、右がRadeonシリーズです。メジャーなのはGeForceシリーズですね。
型番の見方は「3060Ti」なら最初の「30」がシリーズ・世代を表し、「60」がグレードを表しています。シリーズもグレードも数値が大きくなるほど高性能であることを意味します。TiやSUPERが付くと無印より高性能になりますが同世代のグレードを超えることはありません。
BTOでPCを購入する場合多くが「GeForceシリーズ」です。「Radeonシリーズ」は上位のグラボだとVRAM16GB以上搭載されていて優秀ですが、少しマイナーなグラボなのでエラーが発生した時の情報が少ないというデメリットもあります。一部組み合わせでソフトが動かないことも。
なので初心者は王道の「GeForceシリーズ」の方が無難なチョイスですね。
さて、選ぶべきGPUですが……
目安はGTX3060。現代の「VR Ready」の基準を考慮するならこれを最低限のボーダーにするといいでしょう。VR目的でこれ未満は買う理由がマジで無いです。FANZAの8KVRもRTX3060を基準にしています。
ドスパラのGPUスコア比較表を見ると、4070と3090がいい勝負していますよね。これをVRでそのまま鵜呑みにするのはダメです。
なぜなら4K以上の解像度で映像を動かすと、帯域幅とVRAMの関係から3090の方が仕事をしてくれるからです。帯域幅が広いほど大きいデータを処理するときにデータ転送速度で差が出るということ。
フルHDでは差が出なくても、VRは4Kを超える解像度でレンダーするので帯域幅とVRAMが大きく関与してきます。
一緒にこちらの記事も読んでほしいところですが、Meta Quest2でPCVRを遊ぶ場合にVRAM消費量が8GBを超えることが普通にあります。
コイカツサンシャインあたりをVRでガッツリ遊ぶならVRAM12GBはないとちょっと心許ないんですよね。
そういった観点からMeta Quest2でPCVRを遊ぶ場合VRAM12GBは個人的に必要だなと思っています。(→だからRTX3060の方を3060Tiより優先して選びたい)
結論としては今「GeForceシリーズ」からチョイスするならこんな感じになります。
- VRをプレイするなら最低限RTX3060を選ぶ
- Quest3やPico4ならRTX3080(12GB版)以上を選ぶ
- Quest3+Virtual DesktopでPCVRするならAV1モードを使えるRTX4000番台がベター
- ハイエンドHMDを使うならRTX4080か4090を選ぶ
- VR入門用のグラボ。
- Quest2ならこれでOK。
- Quest3やPico4でもギリギリ頑張れる。
- 価格:48,300円
ASUS TUF Gaming GeForce RTX 4080 16GB
- ハイエンドグラボとして優秀。
- VRAM以外は3090よりも良い。
- Virtual Desktopのコーデック「AV1」に対応。
- 価格:228,000円
- VRで最高峰を求めるなら4090一択。
- 比較的コストを抑えながらも安定感あるGIGABYTE。
- 価格:325,000円
CPU比較
▽画像をクリックで拡大可能インテル(Intel)CPU性能比較記事より 引用:ドスパラの
▽画像をクリックで拡大可能 引用:ドスパラのAMD CPU性能比較記事より
Intel Coreiがシングルスレッド単位での性能が優秀なのに対してAMD Ryzenはマルチスレッドでの性能が優秀な傾向があります。
そしてここ最近の傾向として総合力ではAMDのRyzenシリーズがIntelよりも優れていたのですが、第12世代のIntelがリリースされてからはIntelが一気にパワーアップしてかなり実用的になりました。
今買うPCの最低限を考えるとインテルのCore i5-13400がやはり1つのラインになってきます。このCPUとRTX3060や4060の組み合わせが1つの基準ですね。
GPU | CPU |
---|---|
RTX3060〜3060Ti RTX4060〜4060Ti |
Core i5-12600K Core i5-13400 |
RTX3080 RTX4070 |
Core i7-13700(K) |
RTX3090 RTX4080~4090 |
Core i9-13900(K) Ryzen 9 7950X3D |
こんな感じで選ぶとボトルネックになりにくいと思います。正直CPUのおすすめはケチらずに12世代以上のインテルを買うという選択肢です。11世代までのIntelと12世代のIntelでは大きな差があり、さらに13世代になって強化されています。ちなみに最新14世代はマイナーアップデートであり不評。
💡Core iとRyzenどっちがいい?
コア数スレッド数が多くて並列処理が得意と言われているRyzenですが、実は必ずしも全てのコアを均一にバリバリ使って処理するわけではありません。稼働させるソフトにも依存していて、特にゲームでは概ね6コア前後での性能・1スレッドでの性能が重要になってきます。この条件下では多くの場合IntelのCore iシリーズの方が優れているため、ゲーム目的ならIntelを選ぶのが無難なチョイスになります。
💡「F」が最後についてるCPUって?
基本的にCPUにはiGPUといってCPUに内蔵されたGPU機能が付いています。その機能を取っ払ったのが「F」付きのCPUですね(例:Core i9-13900KF)。「F」の方が少し安くなっていますが、万が一グラフィックボードが壊れた場合に映像が映らなくなります。iGPU機能付きのCPUならモニターに映像を出力できるので保険としては「F」が付いていない方が望ましいかもしれません。
- オーソドックスなCPU。
- RTX3060クラスのグラボにぴったり。
- 価格:35,880円
- 上位グラボと組み合わせてOK。
- 価格:60,980円
- 最高峰のグラボと合わせるならこれ。
- 価格:90,000円
- 最高峰グラボと合わせるならこちらも選択肢に。
- VRCで遊ぶならこれも良い。
- 価格:100,000円
パターン1:今買うならこれが最低限のスペック(入門向け)
項目 | 最低限スペック |
---|---|
CPU | Core i5-12600KまたはCore i5-13400 |
GPU | RTX3060 |
メモリ | 16GB〜32GB |
ストレージ | SSD:500GB〜 |
電源 | 650W〜 |
おすすめVRHMD:Meta Quest2 (/ Meta Quest3 / Pico4 / Valve Index)
ポイント
VRが出てきたときに「VR ready」というVRが遊べるスペックの基準が公言されました。「VIVE ready」「Oculus ready」といった基準もありましたが、どちらにせよそれらの基準は昔のHMDに合わせたスペックや昔のソフトの基準になっています。
それを最低限として鵜呑みにしてしまうと、いざエッチなVRゲームをやりたい時にスペック不足になったり、この先新しいVRゲームが出た時にカクカクになってしまいます。
そこで今回は今の時代に合わせたVRで遊ぶための最低限のスペックを上の表にまとめました。
気をつけておきたいのはこれ未満のGPUを選ばない方がいいこと、そしてメモリは今の時代最低でも16GBないと後悔するので16GBまたは32GBを選びましょう。メモリは自分で増設するのも楽です。
不満なく遊べるVRゲーム例
ゲーム | 負荷チェック |
---|---|
COM3D2 | クリックで拡大 |
閃乱カグラPBS(VRビューモード) | クリックで拡大 |
SkyrimVR | クリックで拡大 |
Quest3+Virtual Desktop(Ultra設定)で起動。Quest2で起動したり画質設定を落とせばもっと軽くなります。
SkyrimVRはMOD環境モリモリにする場合、
このPCが該当
iiyama LEVEL-M77M-134F-RB1X [Windows 10 Home]
項目 | 性能 |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i5-13400F |
GPU | GeForce RTX 3060 12GB GDDR6 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD [PCIe 4.0×4] |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
価格 | 税込155,800円〜 |
入門用で価格を抑えたい場合はこちらのようなスペックをチョイスします。13世代Core i5にRTX3060と定番の組み合わせで安心。Meta Quest2はもちろん、Quest3やPico4でも画質設定を上げなければ運用可能です。
パターン2:今買うならこれがおすすめのスペック(初心者〜中級者向け)
項目 | 最低限スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7-12700(K) または13700(K) AMD Ryzen 7 7800X3D |
GPU | RTX 3080(12GB版)〜 RTX4070〜 RX7800XT |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB〜 |
電源 | 700W〜 |
おすすめVRHMD:Meta Quest3 / Pico4 / Reverb G2 / Valve Index
ポイント
VRをちゃんと遊ぶなら用意したいゲーミングPCのスペックがこちら。CPUは12世代または13世代のi7を選びましょう。AMDのRyzen7 7800X3Dという選択肢も面白いです。
GPUに関してはVR中級者向けなのがRTX3080(12GB版)やRTX4070です。どちらもVRAM12GBで、ガチでVRを遊ぶなら足りなくなるのですが……選択肢が一気にハイエンド上位やフラグシップになってしまうので妥協しています。
この価格帯でVRAMを盛りたいならRadeonシリーズのRX7800XT(16GB)とかもありです。
不満なく遊べるVRゲーム例
ゲーム | 負荷チェック |
---|---|
コイカツサンシャインスタジオVR | クリックで拡大 |
恋来い温泉物語VR | クリックで拡大 |
Quest3+Virtual Desktop(Ultra設定)で起動。VRAMは8GBでは足りないので最低でも12GBは確保しておきたいです。その上で帯域幅が大きいグラボが望ましいです。つまりRTXの上位シリーズが候補になります。
このPCが該当
GALLERIA XA7C-R47
項目 | 性能 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 12GB |
メモリ | 32GB (16GBx2) (DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
電源 | 650W 電源 (80PLUS BRONZE) |
価格 | 292,980円 |
13世代Corei7とRTX4070の組み合わせ。Meta Quest3やPico4をPCVRで使うならこのレベルのPCができれば欲しい。VRSNSで遊ぶならVRAMはもっと用意したほうが良いのですが、アダルトVRゲームで遊ぶならこれでも十分許されます。
1点懸念点があるとするなら、電源が650Wと気持ち少な目なのでハイエンドグラボを自分で換装するときに電源も取り替えたほうがいいことですかね。
項目 | 性能 |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 12GB |
メモリ | 32GB (16GB×2、DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB M.2 SSD(Gen4 NVMe) |
電源 | 750W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS BRONZE】 |
価格 | 299,800円(40,000円OFFクーポンあり) |
流行りの白ケースを採用したゲーミングPC。13世代Corei7とRTX4070の組み合わせ。電源も先ほど紹介したやつより充実しています。Amazonに4万円分のクーポンがあったので値段もそこそこです。
項目 | 性能 |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen7 7800X3D |
GPU | GeForce RTX™ 4070 (MSI製) |
メモリ | 32GB DDR5メモリ |
ストレージ | 1TB SSD NVMe Gen.4対応 WD製 4TB ハードディスク |
電源 | 750W 電源ユニット 80Plus Gold認証 |
価格 | 345,180 円 |
パソコンショップセブンで7800X3D+RTX4070の組み合わせのPCが売っています。値段が一段階上がるのですが、DDR5のメモリにゴールド認証の電源などパーツのランクも上がっています。
項目 | 性能 |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | Radeon RX 7800 XT 16GB GDDR6 |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR5-4800 |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD [PCIe 4.0×4] |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
価格 | 259,800 円 |
VRChatを遊びたい人向け。VRAMを盛りたいならこちらのPCが選択肢になります。 i7-13700FとRX7800XTの組み合わせ。メインメモリが16GBなので管理人が買うなら32GBにカスタマイズします。(+14,300円)
パターン3:トップを狙え!ハイエンドスペック (中級者〜上級者向け)
項目 | 最低限スペック |
---|---|
CPU | Intel core i9-13900K Ryzen 9 7950X3D |
GPU | RTX 3090〜3090Ti RTX4080〜4090 RX7900XTX |
メモリ | 32GB〜 |
ストレージ | SSD:1TB〜 |
電源 | 800W〜 |
おすすめVRHMD:Quest3(Godlike設定) / VIVE PRO2 / Varjo Aero / Pimax Crystal
ポイント
CPUはCore i9-13900Kをチョイス。最近出たRyzen9 7950X3Dも選択肢になります。
GPUはQuest3を無線(Virtual Desktop)で使うならAV1のコーデックを選べるRTX4000シリーズまたはRX7000シリーズを選びましょう。
そしてここまで来るとメモリやストレージは「積めるだけ積め!」です。また、フラグシップ級になってくると冷却機能もめちゃくちゃ重要なので空冷であれ簡易水冷であれ、上位のものを選びたいです。
不満なく遊べるVRゲーム例
ゲーム | 負荷チェック |
---|---|
DanceXR | クリックで拡大 |
コイカツサンシャインmaingameVR | クリックで拡大 |
Microsoft Flight Simulator | クリックで拡大 |
Quest3+Virtual Desktop(Ultra設定)で起動。VRAM使用量が16GBを超えてきます。もう一段階上の設定が残っているためフラグシップ級のグラボが欲しくなりますね。
MicrosoftフライトシミュレーターはVRAMこそ使用量はそこそこですが、実際に画質を上げてfpsを出すには最上位グラボが必要になります。
このPCが該当
項目 | 性能 |
---|---|
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Core i9 13700K |
GPU | GeForce RTX 4080 |
メモリ | Kingston FURY 32GB (16GB×2) DDR5-5200MHz XMP対応 RGB |
ストレージ | Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4×4 NVMe) 2TB ハードドライブ (SATA、7200回転) |
電源 | 内蔵1200W ATX電源、80PLUS Gold (ATX3.0、PCIe 5.0、12VHPWR対応) |
価格 | 413,441円(2023年12月27日まで特価中) |
OMENシリーズの最高峰。45Lは冷却性能が必要十分でケースが優秀。14世代i9が出るまでRTX4090モデルは販売停止中っぽいです。
なので13700KとRTX4080の組み合わせのこのモデルをチョイス。旧世代のモデルだと内蔵電源が少し足りない感もあったのですが、今作は1200W積んでいて頼りになります。
管理人もRTX3090モデルのOMEN45Lを使っていますが、めちゃくちゃ満足しています。
iiyama LEVEL-R7X7-LCR79Z-XL2X [RGB Build]
項目 | 性能 |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen9 7950X3D |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-4800 DIMM (PC5-38400) |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD [PCIe 4.0×4] |
電源 | 1000W 80PLUS PLATINUM認証 ATX電源 |
価格 | 527,9800円 |
Ryzen9 7950X3DとRTX4090の組み合わせで文句のないフラグシップ級ゲーミングPCです。今VRを最大限に楽しみたいならこのクラスのPCを買えばOKです。
どこの通販ショップ(BTO)がおすすめ?
BTOとは受注生産のことで、PCを組み立てて配送してくれる通販ショップのことを意味します。今回は王道のBTOショップをいくつか紹介しますね。
ドスパラの評判は悪い?
ネットでパソコンの通販ショップに関する情報を調べるとしばしば
「ドスパラはやめておけ」
「ドスパラは不評らしい」
みたいな書き込みを目にすることがあると思います。実際Twitterなんかで検索するとそんなつぶやきを見かけます。
ドスパラが不評な理由は過去にPCのパーツを偽装して販売し、バレてもバックれたりと対応が良くない事があったんですよ。
ドスパラの対応が最悪でネタでしかないSSD Z1事件(別サイトに飛びます)
ただ最近はそう言った悪い話は聞かないしコラボPCもいくつか販売しているため手抜きはしていないはずです。
そもそもどこのサービスでもハズレ製品を引く可能性はあるので神経質になりすぎるのもよくないです。
結局はタイミング次第
ゲーミングPCは「ガレリア」でも「レベルインフィニティ」でも「G-GEAR」でも「OMEN」でもいいんですよ。
結局タイミングとセールによって本当に価格が変わってきます。
15万ちょっとでかなり優秀なPCを購入できる時もあるし、時期が悪いと2021年のようにグラボが価格高騰してPCが値上げしてしまうことも。
安心安全という意味なら今は「パソコン工房」と「TSUKUMO」の2つの通販サイトが評価いいです。
その中でも「TSUKUMO」は店舗の評判含めて初心者にかなり優しいです。あとは「フロンティア」が時折セールでかなり安くPCを購入できます。ただし安くなっているのは格安パーツを使っている可能性も否定できないので注意。
Amazonはどうなの?
正直なところ、あえてAmazonで購入するのはおすすめできません。自分で判断できないと普通にぼったくられるものが多い。
セールになっている時に公式で買うより安くなることもあるので一概に言えませんが、ゲーミングPCを買う時はBTOの方が安心です。
メルカリはどうなの?
ほとんどがゴミです。騙される可能性あるのでやめておいた方が無難。
FANZAでセール開催中!
S1キャンペーン第9弾が開催中。対象動画が12月4日まで30%OFFとなっています。VRは20タイトルが対象。
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8KVR動画が続々と大量投下中。この機会に最高峰の高画質VRを体験しましょう。Meta Quest2/3/Pro単体やPico4単体・PCVRのユーザーが対象です。
その他VR対象セールはこちら↓
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アダフェスでもセール中!
アダフェス定番のCRYSTAL VRセールが開催。対象動画が12月5日まで30%OFFになっています。8K匠動画が続々追加されているのでこの機会にお試ししてみましょう。
アダフェス今週の1本がこちら。HMN WORKS VRから爆乳爆尻エチエチHcup織田真子のトレーニング指導VRが12月4日まで50%OFFになっています。
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まとめ:PCVRのためのパソコン選びはGPUを中心に
- 0からPCVRを始めるなら約20万は最低でも用意しよう
- 現代のVR ReadyはRTX3060が基準
- VRするならVRAM12GBは最低でも欲しい
- RTX3080/3090/(4070)/4080/4090辺りから選ぶのが理想
- Quest3使うならAV1コーデック対応のRTX4000番台がおすすめ
一般的なパソコンとゲーミングPCの違いはグラフィックボードにあります。
パソコンを選ぶときはGPUを中心に通販サイトを睨めっこして、「これだ!」と自分で納得できる性能と価格(と見た目)のものを選びましょう。
ということで次の記事ではPCVRで遊ぶためのVRゴーグル(HMD)の選び方を紹介していきます。
- PCVR入門の書①:アダルトVRゲームに必要なPCスペックと選び方まとめ←イマココ
- PCVR入門の書②:HMD(VRヘッドセット)の選び方 トラッキングや解像度の違いなど
月額見放題に入会するメリットは主に3つ。
旧作を手当たり次第購入するより遥かに安い
古い作品は画質やアングルが微妙なことも……→見放題なら購入して失敗する心配がない
一方でVR見放題唯一のデメリットはというと…
発売後半年から1年ほど経たないと見放題対象に追加されない
VRは進化速度が凄まじいので、2016~2019年あたりのVR動画は今と比べると微妙に思えるかもしれません。しかし、2020年あたりからVRがググッと力をつけていき、2021年以降のVR動画は撮影技術が洗練され、完成度が高く即戦力になるものが多くなっています。
さらに言うと昔は総合数が少なかったアダルトVR動画ですが、今は圧倒的な数の暴力。ラインナップが魅力的になっています。
そう、2024年今この時がVRの月額見放題に登録するタイミングとしてはベストだということ。これは昔からアダルトVR界隈を観察してきた管理人が保証します。
おすすめ度 | |
VR作品数 | |
クオリティ | |
対応デバイス | スマホVR/PCVR/Meta Quest/Pico4/PSVR2/Xperia View |
月額料金 | ¥2,800 |
おすすめ度 | |
VR作品数 | |
クオリティ | |
対応デバイス | スマホVR/PCVR/Meta Quest/DPVR-4D/SKYWORTH-4D |
月額料金 | ¥2,980 |
おすすめ度 | |
VR作品数 | |
クオリティ | |
対応デバイス | スマホVR |
月額料金 | ¥2,619 |
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