定期的に何かと話題になっているのがVR(バーチャルリアリティ)です。2022年頃には「メタバース」という言葉がメディアでしばしば使われていましたが、VR空間でキャッキャウフフできるVRSNSが益々認知されてくるでしょう。最近は有名ストリーマーの人たちもVRCに参戦してきています。
またAppleもVision Proで市場に参戦。バカみたいな価格なこともあり、話題性だけは瞬間最大風速を叩き出しました。まぁ、中身は一般ユーザーに不要なものですけどね。(2024年11月に生産停止を宣言。そりゃ売れねえっすよ。)
さて、ニッチなVR界隈が色々盛り上がっていますが、やはり多くの人が楽しめるコンテンツといえばアダルトVR動画で間違いなし。普段からFANZAを利用していれば嫌でもVR動画のパッケージを見かけるので、チラッと見たことはあると思います。
さらには3DキャラとエッチなことをできるVRエロゲも人気です。特にコイカツシリーズやCOM3D2は根強く人気があり、多くのユーザーにもおすすめできるゲームです。
今回はそんなアダルトVR動画を見るのに最適なVRゴーグル・VRエロゲをするのに最適なVRゴーグルを種類別に紹介していきます。
初心者でもこの記事を読めばどれを購入すればいいか全てわかるように紹介しています。
これからアダルトVRデビューしてみたい人必見です。
無料でエロVRを体験する方法がFANZA(DMM)にあります。
これらのVR動画を無料体験できます
視聴するまでの手順はたったこれだけ!
- AmazonでVRゴーグルを購入
- DMMアカウントを作成する(無料)
- DMMVRプレイヤーをダウンロード(無料)
※iOSの人はストアからも可。AndroidはDMMからのみ。 - 無料対象VR作品から見たい動画を追加する(無料)
VRゴーグルにはお金がかかってしまいますが、それさえ入手できればいつでもアダルトVRを楽しむことができます。
Meta Quest2/3やPico4を買った人は①を飛ばしてMeta Store/Pico storeでDMMVRアプリを導入後、②と④を実行すればOK!
VRゴーグルの種類について
スマホVR:スマホ1台あればOK。はめ込み形式のVRゴーグル。
GearVR/Xperia View:特定のスマホが必須のVRゴーグル。
PSVR2:PS5やPS5Proが必要なVRゴーグル。
オールインワン型VR:それ1台だけあればOK。スタンドアローン(独立型)なVRゴーグル。
PCVR:ゲーミングPCが必須なVRゴーグル。
上が安いVRゴーグル、下が高いVRゴーグルになっています。それではそれぞれの特徴をより詳しく見ていきましょう。
スマホ1台でOK!はめ込み型のVRゴーグル(スマホVR)
値段の安さ | |
VR体験の質 | |
おすすめ度 |
エレコムVRゴーグル
イヤホンのコードの通り道あり
4.7~7.0インチスマホに対応
日本企業の商品(東証一部上場企業)なので信頼性◎
こちらのエレコムVRゴーグルが1,955円と値段と性能のバランスを考えてまずまずです。(値段は2024年11月時点のもの)
スマホゴーグルはエレコムが定番中の定番。2,000~3,000円のお手軽の価格帯で購入できるコスパのいいゴーグルになっています。
基本となる瞳孔・焦点距離調整機能があるので、近視の人でもメガネを外して装着が可能になっています(度を超える近視の場合は例外)。
4.7~7.0インチのスマホに対応しているので旧型のエレコムVRゴーグルより対応幅が広いのもポイント。
ケースをつけながらだと閉まらないので注意。
iPhoneのProやPro Maxのような分厚いスマホだと蓋を閉じるのがギリギリです。スマホはめ込み型でアダルトVRを見るならまずはこれが第1候補だと思っています。
うちのサイトでは基本的にスマホVR用のゴーグルはエレコムをおすすめしています。東証1部の上場企業であり信頼性が高く、Amazonで購入する時にも中華製の謎商品を買うくらいならエレコムの方がある程度安心だからです。
ただし、スマホVRそのものがそこまでクオリティが高いものではないのであまり期待しすぎないようにしましょう。あくまでも「スマホVRなら」という括りで考えるとエレコムがマシというだけです。
💡スマホはめ込みのゴーグルはあくまでもVR入門用!ただアダルトVRを見るくらいならこれでも普通に楽しめます。
最新のスマホ向けゴーグルの比較記事はこちら。実際に2022年に売られていた複数のスマホ向けゴーグルを購入して比較しています。
【令和4年bluetooth 版】 Aesval VRゴーグル
立体感がちょと弱い
イヤホン不要
4.7~6.5インチスマホに対応
厚めのスマホでもOK
Amazonでは中華製のVRゴーグルが並んでいます。ぶっちゃけ中華製は劣化版エレコムが多いです。エレコムをパクった劣悪商品を掴んだこともあります。
その中では比較的マシで、分厚いスマホも装着できるこちらのAesval VRゴーグルが2番目におすすめでした。過去形なのはもう売っていないから。
これも比較記事で実際に使っているので気になる人はそちらの記事を読んでみてください。正直「中華系のVRゴーグルを取り上げるとキリがない」のが個人的な感想です。
特定のスマホを必要とするVRゴーグル(Gear VR/Xperia View)
値段の安さ | 〜 |
VR体験の質 | |
おすすめ度 |
Gear VR
昔は主流だった
FANZAとアダフェスに対応
今は生産終了&サポート終了に
こちらはちょっと特殊なVRゴーグルでGearVRと言います。見た目はさっき紹介したスマホはめ込み型に近いけど、実際はある特定のスマホをコネクタに接続する必要があります。
その特定のスマホとはこちら!
Galaxy S10 S10+ S9, S9+, Note8, S8, S8+,
S7, S7 edge, Note5, S6 edge+, S6, S6 edge
※GalaxyNote10は未対応
GearVRに接続して視聴できる機種はSAMSUNG製に限られているというわけですね。
しかし、アダルトVRを見るにあたってGear VRはコスパがかなり優れていました。FANZAのVR動画をテキトーに見るくらいならぶっちゃけMeta Quest2と比べてもそこまで大きな差はないレベル。
SAMSUNG系統のスマホを既に持っている人の場合はこれが昔はおすすめだったんですけど‥‥‥現在は新規で購入することはおすすめできません。というか新規では購入できないはずです。
GearVRを手がけるOculus社(現在はFacebook社Meta社に吸収され消滅)が既にGearVRとOculus Goを見限っています。
2020年にアプリ開発終了+ソフトウェアアップデート終了。特定のアプリもダウンロード不可になるなど既にGearVRおよびOculus Goのプラットフォームはサポート対象から外れてしまっているんですよね。2024年の今はあえてGearVRを購入するのはやめた方がいいと自信を持って言えます。
Xperia View
Xperia1シリーズに対応している(ただしXperia1Ⅴに対応していない)
視野角120°で優秀なレンズ
DMM/FANZAのVR動画に対応
こちらは2021年の11月に発売されたXperia ViewというVRゴーグルです。価格が29,700円とこのタイプのゴーグルではかなり高い価格になっています。
SONYが開発したゴーグルで、SONYのスマホであるXperiaの上位モデル「Xperia1シリーズ」にのみ対応となっているのが特徴。具体的な機種がこちら。
「Xperia1Ⅳ」と「Xperia 1Ⅲ」と「Xperia 1Ⅱ」。
※2024年11月時点での対応機種です。詳細は公式サイトをご覧ください。「Xperia1Ⅴ」と「Xperia1Ⅵ」は対応していると書いていないので注意。
Xperia1シリーズのスマホがXperia Viewにフィットするようにできています。普通のスマホ用VRゴーグルと異なり、高性能のレンズを採用していて視野角が広いのが特徴。
また、スマホのスペックがそもそもかなり高く両目で4K HDRのVR映像を楽しむことができます。
GearVRのハイスペック版と考えてもらえればOKで、「Xperia 1Ⅳ」や「Xperia 1Ⅲ」をすでに所有している人ならこちらを購入するという選択もありですね。
DMMVR動画プレイヤーに対応しているのでFANZAのアダルトVRやDMMのVRコーナーに対応しているのが高ポイント。
ただコスパ観点で言えば0から集めるとなるとめちゃくちゃコスパ悪いです。今でこそ中古で「Xperia 1Ⅲ」を5万で入手できるようになりましたが、それでもXperia View本体と合わせて7万ほどかかります。それなら次に紹介するMeta Quest3買った方が絶対に間違いありません。
それ1台だけでVR体験ができるゴーグル(オールインワン/スタンドアローンVR)
値段の安さ | 〜 |
VR体験の質 | 〜 |
おすすめ度 |
今回の本命ともいえるゴーグルがこちらのタイプ。これ1台あれば本当の意味でのVR体験が可能なこと、無線で自由に動き回れることなど利点の多いゴーグルになっています。
値段はこれまで紹介してきたゴーグルと比べて高くなりますが、その分メリットも大きいので間違いなくおすすめできるゴーグルです。
初期設定時のみスマホが必要になるが、1度設定してしまえば基本的にこれ1台で独立して利用できる。価格帯もライトユーザー向けと本格派向けに分かれていて、ユーザー層ごとにおすすめできるゴーグルが存在する。PCと繋げればPCVRとしても使えるようになっている。
3DoFは左右の向きや上下の向き、傾きを認識することができます。一方で6DoFになると、頭の動きだけでなく自分の前後左右の移動、飛んだりしゃがみ込む動作まで認識してくれるようになります。VR世界で自分が動くとそのまま世界を移動できるのが魅力的です。
Oculus Go(生産終了)
3DoFなのでゲーム向けではない
現在は生産終了している
32GBと64GBの2種類が存在。本来なら前者は2万ちょっとで購入できましたが、2020年に公式サイトでの販売を終了。
2021年の今は新作アプリの追加や更新が終了。2022年末までは本体のバグ修正やパッチがサポートされますがそれ以降は完全に終了と予告されています。
Amazonでは並行輸入品を新規で購入できますが、値段が割高なので新規購入はやめましょう。
性能はGear VRとそんなに変わりません。メリットはスマホをはめる手間が省けるくらいですかね。ストレージ(容量)がカツカツなのでダウンロード再生には向いていません。
Meta Quest3(初心者おすすめ度NO.1)
FANZAに単体で対応
6DoFに対応
カラーパススルーや深度センサー搭載搭載
解像度や色味がQuest2より明確に上
同価格で比較するとレンズの質が高い
Meta Quest専用のVRエロゲを多数遊べる
ゲーミングPCがあればPCVRとしても使える
スペック表
項目 | Meta Quest3 | Meta Quest2 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 2064×2208 | 1832×1,920 |
ディスプレイ | 2 x LCD RGBストライプ |
Single Fast switch LCD RGBストライプ |
レンズ | パンケーキレンズ | フルネルレンズ |
トラッキング | 6DoF インサイドアウト方式 |
6DoF インサイドアウト方式 |
パススルー | フルカラー 深度センサーあり |
白黒 |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
IPD調整 | 58~71mm | 58⇄63⇄68mm |
FoV(視野角) | 水平:110° 垂直:96° |
水平:97° 垂直:93° |
ストレージ | 128GBまたは512GB | 128GBまたは256GB |
プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 |
RAM | 8GB | 6GB |
重量 | 515g | 503g |
オーディオ | ・内蔵スピーカーと内臓マイク ・3.5mmイヤホンジャック |
・内蔵スピーカーと内臓マイク ・3.5mmイヤホンジャック |
Wi-Fi | ・Wi-Fi6E対応 ・Bluetooth5.2対応 |
・Wi-Fi6対応 ・Bluetooth5.0対応 |
価格 | 512GB:¥81,400 |
2024年11月時点で最も初心者におすすめできるVRヘッドセットがMeta Quest3です。初心者どころか中級者以上も「もうこれでよくね?」と言えるレベル。
VRヘッドセットを新調するならアダルトVR・VRエロゲ・一般VRゲーム・VR SNS全てオールジャンルをこなしてくれるMeta Quest3を買えばいいです。マジで。
確かに用途がはっきりしている場合は別のヘッドセットの選択肢もありますが、とりあえずVRデビューしたくて1台目を探しているならQuest3を買いましょう。
なんと言っても目玉はカラーパススルーが一般ユーザー向けのQuest3に搭載され、さらに深度センサーまで付いてきたこと。パススルーのクオリティが7万円台のHMDとしては破格。
動画視聴時の綺麗さや他の機器のパススルーとの比較に関してはレビュー記事で書いているのでそちらを参考にしてみてください。
FANZAとAdultFestaVR(アダフェス)のアダルトVR動画を見ることができます。しかし、スタンドアローンで使う場合、アダフェスの動画を公式方法で+1D連動視聴することができません。Oculus LinkやVirtual DesktopでPCVR化(ゲーミングPC必須)する必要があります。
Meta Questシリーズはなお、公式方法でなければスタンドアローンの利用でもアダフェスの動画を+1D連動する方法はあります。
詳しいやり方はこちらの記事で紹介しているので興味がある人は読んでみてください。
Meta Quest3S(予算が少ない人向け)
FANZAに単体で対応
6DoFに対応
カラーパススルー搭載
トラッキング精度とバッテリーはQuest3より強い
Meta Quest専用のVRエロゲを多数遊べる
ゲーミングPCがあればPCVRとしても使える
スペック表
項目 | Meta Quest3S | Meta Quest3 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 1832×1920 | 2064×2208 |
ディスプレイ | シングルLCD RGBストライプ |
2 x LCD RGBストライプ |
レンズ | フルネルレンズ | パンケーキレンズ |
トラッキング | 6DoF インサイドアウト方式 |
6DoF インサイドアウト方式 |
パススルー | フルカラー(18 PPD) 深度センサーなし →ただしIRエミッターとしてFlood LEDが2つ搭載されていてトラッキング力が上がっている |
フルカラー(2カメラ) 深度センサーあり |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
IPD調整 | 58⇄63⇄68mm(3段階調整) | 58~71mm |
FoV | 水平:約96° 垂直:約90° |
水平:110° 垂直:96° |
ストレージ | 128〜256GB | |
プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 Gen2 |
RAM | 8GB | 8GB |
重量 | 514g | 515g |
オーディオ | ・内蔵スピーカーと内臓マイク | ・内蔵スピーカーと内臓マイク ・3.5mmイヤホンジャック |
無線 | ・Wi-Fi6E対応 ・Bluetooth5.2対応 |
・Wi-Fi6E対応 ・Bluetooth5.2対応 |
価格 | 128GB:¥45,400 256GB:¥64,900 |
512GB:¥81,400 |
Meta Quest2が生産終了になり、代わりに初心者向けのエントリーモデルとして登場したのがこちらのMeta Quest3Sです。
Meta Quest2と変わらないディスプレイ解像度やフルネルレンズといった予算削減のためのマイナス要素はありますが、4万円台で購入できる本格VRデバイスをMetaは用意していました。
128GBなら初心者が買う候補になります。256GB買うくらいならもうちょっとお金を出してQuest3を買った方が管理人的にはいいと思います。
詳しいことはレビュー記事に書いているので気になる人はそちらを読んでみてください。
Meta Quest Pro(生産終了)
発色がめちゃくちゃいい
FANZAに単体で対応
カラーパススルー対応(質は微妙)
搭載しているパンケーキレンズが優秀
Meta Quest専用のVRエロゲも遊べる
ゲーミングPCがあればPCVRとしても使える
スペック表
項目 | Meta Quest3 | Meta Quest Pro |
---|---|---|
解像度(片眼) | 2064×2208 | 1832×1,920 |
ディスプレイ | 2 x LCD RGBストライプ |
2 x LCD RGBストライプ |
レンズ | パンケーキレンズ | パンケーキレンズ |
トラッキング | 6DoF インサイドアウト方式 |
6DoF インサイドアウト方式 アイトラッキング フェイストラッキング |
パススルー | フルカラー 深度センサーあり |
フルカラー |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大90Hz |
IPD調整 | 58~71mm | 55~75mm |
FoV | 水平:110° 垂直:96° |
水平:106° 垂直:96° |
ストレージ | 256GB | |
プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2+ |
RAM | 8GB | 12GB |
重量 | 515g | 722g |
オーディオ | ・内蔵スピーカーと内臓マイク ・3.5mmイヤホンジャック |
・内蔵スピーカーと内臓マイク ・3.5 mmイヤフォンジャック×2 |
無線 |
・Wi-Fi6E対応 ・Bluetooth5.2対応 |
・Wi-Fi6E対応 ・Bluetooth5.2対応 |
価格 | 512GB:¥81,400 |
256GB:¥159,500 |
2024年11月時点で個人的に最もアダルトVRコンテンツ向けだと思っているのがこちらのQuest Pro。
価格が22万円(159,500円に値下げされました)と全く初心者向けではないのですが、ディスプレイの発色の良さがオールインワンタイプの中では明確に上位。カラーパススルーにも対応しているのでVRエロゲとの相性は○。
▲現実世界にキャラを召喚できる
ただし、一般ユーザー向けのMeta Quest3が発売されたことにより、このQuest Proの価値が下がる事態になっています。カラーパススルーはあちらの方が綺麗で、ディスプレイ解像度もあっちの方が上。
Quest Proが優れているのは発色の良さ。動画を見るという用途においてはQuest3よりも上ですが、微差と言えば微差なので値段の差ほどの恩恵はありません。コスパという点で比べるなら圧倒的にMeta Quest3の勝ちです。
Quest Proの良さはアイトラッキングとフェイストラッキングが搭載されていること。VR SNSで遊ぶユーザー向けと言えます。ただデフォルトのストラップだとがっしりおでこをホールドして痛くなるので長時間遊ぶなら細工して工夫する必要がありますね。
初心者が買うならQuest ProよりもQuest3の方がいいと言っておきましょう。
PICO4(生産終了)
着脱しやすい
値段が安い
パンケーキレンズで視野角広い
カラーパススルー対応(質は微妙)
単体でFANZAに対応(2023年冬に対応)
フレア・ゴーストが発生しやすい(レンズの質が微妙)
PCVRするならVD推奨
スペック表
項目 | Meta Quest3S | Pico4 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 1832×1920 | 2160×2160 |
ディスプレイ | シングルLCD RGBストライプ |
2 x LCD RGBストライプ |
レンズ | フルネルレンズ | パンケーキレンズ |
トラッキング | 6DoF インサイドアウト方式 |
6DoF インサイドアウト方式 |
パススルー | フルカラー(18 PPD) 深度センサーなし →ただしIRエミッターとしてFlood LEDが2つ搭載されていてトラッキング力が上がっている |
フルカラー(単眼) 深度センサーなし |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大90Hz |
IPD調整 | 58⇄63⇄68mm(3段階調整) | 62~72mm |
FoV | 水平:約96° 垂直:約90° |
水平:104° 垂直:103° |
ストレージ | 128GB 256GB |
256GB |
プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 |
RAM | 8GB | 8GB |
重量 | 514g | 586g |
オーディオ | ・内蔵スピーカーと内臓マイク | ・内蔵スピーカーと内臓マイク |
無線 | ・Wi-Fi6E対応 ・Bluetooth5.2対応 |
・Wi-Fi6対応 ・Bluetooth5.1対応 |
価格 | 128GB:¥45,400 256GB:¥64,900 |
2022年10月に発売されたオールインワンVRのPICO4。発売してから2ヶ月間Meta Quest2やMeta Quest Proあたりと並行して使ってみたんですが、ぶっちゃけ自分の中では微妙な位置付けでした。
確かにパンケーキレンズで視野角が広く本体が薄いのは良いのですが、レンズの質が悪くかなり光が反射します。いわゆるフレア・ゴーストが発生する頻度が高いのが気になりますね。
元々はスタンドアロンだとFANZAに未対応だったのですが、2023年冬に突然対応。FANZAの動画を見れるようになりました。そういった点を考慮するとPicoも初心者用として悪くはないものになってきたのですが、Pico4は生産終了になってしまいました。
Pico4 Ultra
カラーパススルー対応(Quest3とほぼ同等)
ディスプレイの輝度がアップ
Wi-Fi7対応
単体でFANZA見れる
ゲーミングPCがあればPCVRとしても使える
スペック表
項目 | Pico4 Ultra | Pico4 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 2160×2160 | 2160×2160 |
ディスプレイ | 2 x LCD RGBストライプ |
2 x LCD RGBストライプ |
レンズ | パンケーキレンズ | パンケーキレンズ |
トラッキング | 6DoF インサイドアウト方式 |
6DoF インサイドアウト方式 |
パススルー | フルカラー(2カメラ) 深度センサーあり(iToF形式) |
フルカラー(単眼) |
リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大90Hz |
IPD調整 | 58~72mm | 62~72mm |
FoV | 水平:104° 垂直:103° |
水平:104° 垂直:103° |
ストレージ | 256GB | 256GB |
プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 |
RAM | 12GB | 8GB |
重量 | 580g | 586g |
オーディオ | ・内蔵スピーカーと内臓マイク(4つのマイクで空間オーディオ録音をサポート) | ・内蔵スピーカーと内臓マイク |
無線 | ・Wi-Fi7対応 ・Bluetooth5.3対応 |
・Wi-Fi6対応 ・Bluetooth5.1対応 |
価格 | 256GB:¥89,800 | 128GB:¥49,000 256GB:¥59,400 |
2024年10月に発売されたオールインワンVR。Pico4を強化したバージョンです。
Pico4よりもディスプレイの明るさが強化されているためか、FANZAを見ると綺麗に見えるようになっています。正直これはあり。
と言いたいところですが、レンズの質に関してはそのまま据え置きといったところ。輝度が上がっている分余計にピカピカで反射するようになってしまいました。そこが欠点。
ただ同時に販売されたPicoのトラッカーを用意すればベースステーションを用意せずにフルトラッキング環境を構築することができるので、VRSNSユーザーには適しているヘッドセットと言えます。
アダルトもそこそこ行けてフルトラ環境構築が比較的簡単。このメリットを求めるなら1台目や2台目のVRヘッドセットとしてチョイスする価値はありますね。
DPVR-4D PRO
(FANZAの動画は見れない)
ディスプレイ解像度は両目4Kでぼちぼち優秀
3DoF
これ1台で+1D連動に対応
アダフェスとのコネクトが楽チン
アダフェス特化型HMDの中では最高峰
2024年11月時点でアダフェス特化型HMDではこれが一番スペック的に上です。
SoCに「Snapdragon XR1 Platform」を採用していて4K解像度。アダフェスとの連携も簡単で、ようやくスペックが動画用+αとしてそれなりなHMDが販売されました。
3DoFですがVIVEPORTにも対応していて、3DoFに対応しているゲームアプリや動画コンテンツなどを楽しむことができます。
似たようなアダフェス特化型HMDに「SKYWORTH-4D PRO」がありますが、これよりもDPVR-4D Proはスペックが上。これはSoCが「Snapdragon 821」なので、これと比べてもDPVR-4D Proはベンチマーク上のスペックが2倍に向上しています。
Pico G2 4Kと比べても遜色なく、VR最適化されているSnapdragon XR1であることを考えるとDPVR-4D Proがいいでしょう。
ただ、やっぱりFANZAには対応していないのでその点だけは注意。
アダフェスがメインのユーザー向けです。スマホVRから脱却したくてVR動画メインで楽しみたい人、+1D連動グッズと一緒に楽しみたい人なら候補になります。
が……基本的には1台目としてHMDを買うならMeta Quest3を最優先でチョイスした方が幸せになれると言っておきます。
アダフェスでセット商品を購入する(定期的にセールしている)
SKYWORTH-4D/ DPVR-4D
(FANZAの動画は見れない)
旧型で解像度は低め
ほぼアダフェス専用機として使えるスタンドアローンタイプのHMDがこちらの「SKYWORTH-4D」と「DPVR-4D」。
これらは先ほど紹介した「DPVR-4D PRO」や「SKYWORTH-4D PRO」の旧型なので今買うならPROの方がおすすめです。
もちろんFANZAのDMMVRプレイヤーに対応していないのでFANZAのエロVR動画を見ることはできませんが、これ1台でアダフェスの+1D動画と連動グッズをリンクさせることができます。
今となっては解像度的に満足できるようなものではないので旧型は全くおすすめはできません。
「PS5」や「PS5 Pro」が必要になるVRゴーグル
値段の安さ | |
VR体験の質 | |
おすすめ度 |
PSVR2
有機ELのまま高解像度に進化
発色は優秀
スイートスポットがかなり狭い
スペック表
機種 | PSVR | PSVR2 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 960×1080(片目) OLDE |
2000×2040(片目) OLDE |
トラッキング | 6DoF | 6DoF |
リフレッシュレート | 90Hz⇄120Hz | 90Hz⇄120Hz |
IPD調整 | – | 調整可能 |
視野角 | 100° | 110° |
接続端子 | HDMI+USB-A | USB-C |
オーディオ | 内蔵マイク | 内蔵マイク、ステレオヘッドホン端子 |
価格 | ¥27,478 | ¥74,980 |
2023年2月にPSVR2が販売されました。初代PSVRは「PS4及びPS5」に対応していましたが、PSVR2はPS5/PS5Pro専用機となっています。
FANZAのVR動画に対応していること、そしてアダフェスもRadTVがPSVR2用にアプリを開発し、2024年秋にやっと見れるようになったのでアダルト動画を観る分には一応これもあり。
そして散々言われているPCVR化ですが、SONY公式がアダプターを販売して無事にPCVR化できるようになりました。
有機ELなこともあり確かに発色のいいディスプレイなのですが、コードがジャラジャラしてしまうのと、スイートスポット激狭問題は避けて通れません。ちょっとズレるとぼやけるので寝ながらVRには全く向いていないと伝えておきます。
こんなゲームがあるよ
ビートセイバー
PlayStationのプラットフォームにビートセイバーが対応。ついにPSVR2でもビートセイバーを遊ぶことができるようになりました。
VRゲームといえばこれというレベルの超定番音ゲーで、VRならではのギミックと音ゲー特有の爽快感が合わさっている良さがあります。
グランツーリスモ7
PlayStation独占コンテンツがこちらのグランツーリスモ7。PSVR2で遊ぶグランツーリスモ7の体験はレースゲーム好きならたまらんです。
管理人も4つほどレーシングゲームをVRでプレイ経験していますが、一番面白いと思ったのはPSVR2でプレイしたグランツーリスモ7です。
ゲーミングPCが必要になるVRゴーグル(PCVR)
値段の安さ | |
VR体験の質 | |
おすすめ度 |
普通のアダルトVR動画を体験するには過剰スペックとも言えるのが、PCに接続するタイプのゴーグル。
PCに高性能なものが必要でPCとゴーグル両方本格的に集めると20~80万オーバーと費用がかかります。なんなら全身トラッキングを極めるならもっと必要です。
PCVRはゲーミングPCと呼ばれるハイスペックPCを要求されるので、普段使っている平凡なPCではちょっと厳しいです。正直ただのアダルトVRを楽しむために用意するのは初心者にはあまりおすすめできません。
しかし、アダルトVRゲームをプレイするためにはPCVRを用意する必要があるので、COM3D2・コイカツサンシャイン・VaMなんかをVRでプレイしたい人は購入を検討してみてください。
さらに最近はFANZAの8KVR動画が出回ってきていて、これを快適な環境で見るにはPCVRがベストになっています。お金に余裕があるならゲーミングPCを用意するといいでしょう。
初心者のうちはMeta Quest3/3Sを購入してVRを嗜んだあと、もっと世界を広げたくなったらゲーミングPCを購入してOculus LinkもしくはVirtual DesktopでPCVRを活用するのがおすすめ。
まずはMeta QuestでVRChatやVRゲームをやってみて、もっと本格的なHMDが欲しくなったら買い換えればいいと思います。
Reverb G2(生産終了)
両眼4.5Kのディスプレイ解像度
インサイドアウト形式のトラッキングなのでベースステーション不要
GPUにRTX3080(12GB)以上が欲しい
スペック表
機種 | Reverb G2 | Quest2 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 2,160×2,160(片目) 2 x 2.89 LCD |
1832×1,920(片目) LCD |
トラッキング | 6DoF | 6DoF |
リフレッシュレート | 90Hz | 72~120Hz |
視野角 | 約114度 | 約90度 |
IPD調整 | 対応 | 58・63・68mmの3段階調整 |
ストレージ | PCに依存 | 128GBまたは256GB |
プロセッサ | PCに依存 | Snapdragon XR2 |
重量 | 約500g | 503g |
RAM | PCに依存 | 6GB |
オーディオ | 高音質スピーカー | 内蔵スピーカーとマイク、3.5 mmヘッドフォン対応 |
価格 | ¥65,780 | 128GB:¥47,300 256GB:¥53,900 |
65,780円で購入できるPCVR用のゴーグル。WindowsMR(オワコン)とSteamVRに対応しています。
WindowsMRは完全にマイクロソフトから見捨てられましたが、SteamVRも遊べるので実際のところそこまで気にする必要はありません。しかし一応お伝えしておくと、WindowsOSのアプデで将来WindowsMRが消えるとのことなのでオワコンですね。
2022~2023年にエロの画質を求めてヘッドセットを購入するならこの「ReverbG2」が候補になっていました。2160×2160(片目)は上位の解像度であり、安定感あるDP接続なので画質を求めている人ならまさに理想的なHMDです。
PCVRならFANZAもアダフェスも問題なく視聴できるのでPCVRでアダルトVRを視聴するならこいつがおそらくコスト的にも画質的もかなり強くてトップクラスでした。
ただコントローラーの質がうーんといったところ。ゲームをするにもバインド設定を変える必要がある場面に遭遇したり、ゲームによっては一切ボタンを受け付けないこともあります。やっぱりMeta Quest2ほど初心者向けではないのが現実です。
それに解像度が高いためグラボの性能が高くないとその性能を発揮できないデメリットもあります。
具体的にはGPUにRTX3080(12GB)以上、本格VRゲームをガチで快適に遊ぶならRTX3090やRTX4080以上が欲しいので高いゲーミングPCを用意するコストがかかります。
この記事でVRAMの消費量を検証していますが、Reverb G2の場合VRAMは16GBないとちょっと心配。画質に関しては十分ですがそれ以外の部分が足を引っ張っている印象ですね。
とはいえ、VR動画の画質を重視したい人が比較的手軽に購入できるのがこれ。動画コンテンツを最大限に楽しめるはずです。
他にはVRエロゲでもCOM3D2でダンスを高画質で楽しみたい人はReverb G2がおすすめ。ハイエンドゲーミングPCを所有している人が購入するべきHMDになっています。
Valve Index(ほぼ生産終了)
アウトサイドイン形式のトラッキングで精度が高い
部屋の空間とベースステーションが必要
視野角が130°と破格
リフレッシュレート144Hzと破格
全ての指をトラッキングできる
スペック表
機種 | Valve Index | Quest2 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 1,440×1,600(片目) LCD |
1832×1,920(片目) LCD |
トラッキング | 6DoF | 6DoF |
リフレッシュレート | 80~144Hz | 72~120Hz |
視野角 | 約130度 | 約90度 |
IPD調整 | 58~70mm | 58・63・68mmの3段階調整 |
ストレージ | PCに依存 | 128GBまたは256GB |
プロセッサ | PCに依存 | Snapdragon XR2 |
重量 | 約748g | 503g |
RAM | PCに依存 | 6GB |
オーディオ | 高音質スピーカー 高音質マイク 3.5mmのステレオミニプラグ端子 |
内蔵スピーカーとマイク、3.5 mmヘッドフォン対応 |
価格 | ¥165,980(フルセット) | 128GB:¥47,300 256GB:¥53,900 |
ヘッドセット+コントローラー+ベースステーション で約16万+ゲーミングPCで合計40万はかかる計算。
高価ですが広い視野角と高リフレッシュレートを誇るHMDです。指のトラッキングや握力センサーがあるので一般的なVR界隈においても高いレベルのVR体験が出来るマシンになっています。
ただしデメリットも複数あって、マシンが非常に重い(748g)こと、使っているとかなり熱くなる(50℃程)こと、その影響で眼鏡が曇ること、値段が高いのに筐体の一部(スピーカー部分やコントローラースティックなど)が脆いことなど、やや上級者向けになっています。
Valve Indexはアダルトコンテンツを遊ぶよりも「VRchat」のようなVRSNSを遊ぶのに向いているヘッドセットです。
なぜなら解像度が低めでリフレッシュレートと視野角が優秀なValve Indexは、画質よりも滑らかさを重視するVRSNSの傾向に合致するからです。
PCの負担を極力減らすために画質を落としてfps(滑らかさ)に全振りするのがVRCなどのVRSNSなんですよね。
さらにVRエロゲでもValve Indexにメリットがあります。アウトサイドイン方式なので、コイカツなんかで親子付けしてコントローラーとキャラを同期するときに、トラッキングが失われずに快適にプレイできるメリットもあります。
発売時期が2019年なのもあってディスプレイ解像度は古い基準ですが、それ以外はいまだに高水準の万能型ヘッドセットといったところでしょう。
VIVE Pro2
リフレッシュレート120Hzと上位
トラッキングはアウトサイドイン方式(部屋の空間が必要)
スイートスポット狭すぎ問題あり
スペック表
機種 | VIVE Pro2 | Quest2 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 2,448×2,448(片目) デュアル RGB 低残光性 LCD |
1832×1,920(片目) LCD |
トラッキング | 6DoF | 6DoF |
リフレッシュレート | 90~120Hz | 72~120Hz |
視野角 | 約120度 | 約90度 |
IPD調整 | 57~70mm | 58・63・68mmの3段階調整 |
ストレージ | PCに依存 | 128GBまたは256GB |
プロセッサ | PCに依存 | Snapdragon XR2 |
重量 | 約830g | 503g |
RAM | PCに依存 | 6GB |
オーディオ | Hi-Resスピーカー 内蔵デュアルマイク |
内蔵スピーカーとマイク、3.5 mmヘッドフォン対応 |
価格 | ¥178,990(フルセット) | 128GB:¥47,300 256GB:¥53,900 |
2021年6月にHTC社から発売されたのが業務用スタンドアローンタイプの「VIVE Focus 3」と家庭用PCVR向け「VIVE Pro2」。
業務用の前者は置いておいて、「VIVE Pro2」は5K解像度ディスプレイに120Hzのリフレッシュレート、高レベルのIPD調整機能などハイスペックなヘッドセットになっています。
価格はHMD単体で103,400円とそこそこいい値段しますね。これにトラッカーやコントローラー、ベースステーションも買う必要があるので費用はもっとかかるのが懸念点。
「Valve index」とよく比較されがちで、画質が綺麗なのはVIVE Pro2です。綺麗な画質でVRゲームで遊んだり動画を楽しみたいなら「VIVE Pro2」の方がいいでしょう。
一方で「VRchat」に関しては画質よりも滑らかさ・快適さの方が重要なので「Valve index」がおすすめです。
なお、ディスプレイ解像度が高くなると同時にゲーミングPCの要求スペックが高くなります。「Reverb G2」と「VIVEPro2」はRTX3080(12GB)以上のグラフィックカードを搭載しているPCを準備しましょう。ぶっちゃけVRAM的に3090以上が必須です。
そしてそこまで用意してもMeta Quest2と比べて得られるVR体験の質はちょっと上がる程度。VIVE Pro2は確かに綺麗ではあるんですが、スイートスポットが狭くてレンズの質が悪く体験の質という意味では値段ほどの体験はできません。
そういったことからVIVE Pro2は酷評されていることも多いですね。
その他選択肢
Pimax Crystal Light | 2880 x 2880のQLED + Mini-LEDディスプレイ。Lighthouseパネルと組み合わせてベースステーションに対応。 |
bigscreen beyond | 2560 x 2560のマイクロOLEDディスプレイ。世界最小クラスのVRヘッドセット。ベースステーション必須。 |
MeganeX | 2560 x 2560のマイクロOLEDディスプレイ。超軽量かつ長時間に対応。インサイドアウト/アウトサイドインどちらにも対応。 |
Varjo Aero | 2880×2720のMini-LEDディスプレイ。ベースステーション必須。 |
この辺りのVRヘッドセットはVRヘビーユザーの選択肢になってきます。アダルトVRを楽しむのにこのレベルのヘッドセットを用意する必要はありません。
ただどれも解像度が高かったり、OLEDやMini-LEDとなっていて発色に関しては強いといったメリットも存在。Quest3やPico4からのステップアップとして考えてみる価値はあります。
おまけ:最近のPCVRの事情
元々はVIVE・Oculus・WindowsMRなどPCVR専用のHMDが多数取り扱われていました。しかし、VRデバイスが洗練されていくにつれてPCVR専用のHMDが減ってきたと。それが今の現実です。
Reverb G2やValve Indexも生産終了していて、PCVR専用のHMDの選択肢はどんどん減ってきています。残っているのはハイエンド高級デバイスと小さな開発機関によるクラウン°ファンディング系のデバイス、商業向けデバイスですね。
今のメインストリームはスタンドアロン機であり、Pico4やMeta Quest3のようにスタンドアロンもPCVRも両方いけるタイプです。
アダルト用途であれVRSNS用途であれ1台目はやはりそこからスタートするのが無難ですよ。
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まとめ:アダルトVRのためのおすすめゴーグルはこれ
ここまでVRヘッドセットを一通り紹介しました。2023年11月時点でアダルトVR初心者におすすめできる入門用のHMDをアダルトVR動画向けとPCVRのVRエロゲ向けに分けてチョイスしました。
アダルトVR動画向けのゴーグル
- エレコムVRゴーグル(2,856円)
FANZA/アダフェス対応 - Meta Quest3(81,400円)
FANZA/アダフェス対応 - Pico4 Ultra(89,800円)
FANZA/アダフェス対応 - DPVR-4D PRO(39,800円)
アダフェスのみ対応
VRエロゲ向けのゴーグル
- Meta Quest3(74,800~96,800円)
RTX4070以上推奨 - Meta Quest3S(45,400~64,900円)
RTX3060以上推奨 - Pico4 Ultra(89,800円)
RTX4070以上推奨
※時期によって値段が変わる可能性があります。それぞれ実際の価格は自分で確認してください。
まずお金があるならMeta Quest3を迷わず本命評価。さまざまな用途を高いレベルで安定して使えます。
VRSNSでフルトラしたい気持ちが強い場合はPico4 UltraのチョイスもOK。アダルトも高いレベルで実用的ですが、総合力ではQuest3に軍配が上がる感じ。
お金を節約しつつも最低限の本格VRを体験したいならQuest3Sですが、管理人的には頑張ってお金を出してQuest3を入手した方が良い体験できると思っています。
アダルトVR動画が見たくてどうしてもお金を節約したいなら最初はスマホはめ込み型のゴーグルで我慢すればいいでしょう。スマホVRは個人的にエレコム1択です。中華製はいいやつもありますが酷いパチモンもあるので避けた方が無難。
スマホで「Xperia 1Ⅳ」「Xperia 1Ⅲ」「Xperia 1Ⅱ」を使っている人ならちょっと高いけどXperia Viewを選択するのもあり。VR映像を楽しみたいだけの人ならエレコムよりもずっと最適化されています。
今迷っているならMeta Quest3を買え!スタンドアローン型での利用は快適。装着感も改善されています。最近はMeta Quest単体で遊べるVRエロゲも増えてきました。
そして+1D連動したい場合やアダルトVRゲームを遊びたいならOculus Link/Air LinkかVirtual Desktopを使えば解決。連動だけならToys PlayerでもOK。
Quest3はエロVR動画だけでなく通常VRゲームやアダルトVRゲームなどあらゆる分野に対応している優秀なスタンドアローンHMDですよ。
この記事ではVRヘッドセットごとにアダルトVR動画がどのように見えるのかを画像付きで比較しています。参考にしてみてください。
エロVR動画にしか興味がない場合かつアダフェスをメインに使って+1D連動グッズを利用する予定なら「DPVR-4D PRO」という選択肢も一応ありになっています。
連動機能を使わない人でもひたすらアダフェスを利用するならこのスタンドアロンHMDがお手軽に利用できて便利。アダフェスとのシームレスなコネクトを体験できます。
ただこれだとFANZAは視聴できないので、FANZAのVRをみたいならMeta Quest3かスマホVRを選ぶのが無難です。今の基準を考えると、画質もそこまでいいものではないし。何よりまともなVRゲームを遊べないのが痛い。
OculusGoが公式で販売終了になったりGearVRもサポート終了となってしまったため、2020年頃と比べて状況が変わっています。
今からアダルトVRを始めるならこのあたりから選んでみてください。
解像度・視野角・コントラスト・カラーパススルーがパワーアップしていて納得のデバイスになっています。1台目はこれ買っておけ!
アダルトVR適性度 | |
FANZA | 全ての動画を視聴可能。 |
アダフェス | スタンドアロン時:ストリーミング・月額見放題・DL動画を視聴可能。(+1D連動不可) PCVR時:全ての動画に対応。 |
価格 | ¥81,400(512GB)価格改定 |
2024年9月20日にPico4の上位版が登場。中身が強化されQuest3とほぼ同等になりました。Quest3より優れている点も劣っている点もあるため用途次第といったところ。
Picoのトラッカーと併用してスタンドアロンでVRSNSを遊ぶなら最適な選択と言えそう。アダルトもいけます。
アダルトVR適性度 | |
FANZA | 全ての動画を視聴可能。 |
アダフェス | スタンドアロン時:DL動画を視聴可能(ストリーミング・月額見放題・+1Dは不可)。 PCVR時:全ての動画を視聴可能。 |
価格 | ¥89,800(256GB) |
Quest2の後継機とも言える新エントリーモデルが登場。SnapdragonXR2Gen2搭載のため、8kVR動画をスムーズに再生できるようになりました。カラーパススルーもあるのでお手軽にVR・MRを体験したい人向けの機種です。
アダルトVR適性度 | |
FANZA | 全ての動画を視聴可能。 |
アダフェス | スタンドアロン時:ストリーミング・月額見放題・DL動画を視聴可能。(+1D連動不可) PCVR時:全ての動画に対応。 |
価格 | ¥48,400(128GB) ¥64,900(256GB) |
VRChatなどのVRSNSではアイトラッキング・フェイストラッキングによる優位性があるので、用途によっては選択肢になります。
アダルトVR適性度 | |
FANZA | 全ての動画を視聴可能。 |
アダフェス | スタンドアロン時:ストリーミング・月額見放題・DL動画を視聴可能。(+1D連動不可) PCVR時:全ての動画に対応。 |
価格 | ¥117,690(256GB) |