【レビュー】ハニカム(Honey Come)｜ILLUSION改めILLGAMESの１作目が始動 コイカツやオダメとの比較あり

ILLUSIONが解散宣言をしてから２週間、新しい風が3Dエロゲ業界を駆け抜けています。

そう、ILLUSIONの座を狙う次なるブランドが登場したのです。その名も「ILLGAMES」。

エロゲブランドでは稀によくある現象なのですが、ブランド解散からの新ブランド設立といいうムーブで復活するパターンのやつですね、はい。

そしてTwitterではILLGAMESのアカウントが誕生し、生まれ変わって１作目の最新作を発表しました。

それが『ハニカム(Honey Come)』です。ハニカムの発売日は9月1日でFANZA/DLsiteで予約受付中。

ILLGAMES 新製品『 ハニカム 』9月1日（金）発売予定です📢

『 ハニカム 』動画公開🎬
こちらのロングバージョンを公式サイトにて公開しています。
今すぐチェックしてくださいね‼️https://t.co/oPJFshQAX3#ハニカム#ILLGAMES pic.twitter.com/eIp1XfCps9

— ILLGAMES (@Projecti18) August 4, 2023

キャラクリ体験版も公式サイトからダウンロードできるので管理人もみんなに混ざってプレイしてみました。

ってことで今回はハニカムのキャラクリを触ってみた体験レビューをしていこうと思います。今回特に注目するのはこちら２点。

 

ハニカム体験版 のレビュー&ゲーム内容紹介

体験版は上のリンクから公式サイトにとんでダウンロードしましょう。

必要スペック

	必須環境	推奨環境
対応OS	Windows 10 / 11 64bit (仮想環境は動作対象外)
DirectX	DirectX 11 に対応した環境
CPU	Intel Core i3 8100 以上	Intel Core i7 8700 以上
GPU	GeForce GTX1060 又は Radeon RX480 以上
メインメモリ	8GB以上	16GB以上
VRAM	3GB以上	6GB以上
ストレージ	未定
接続機器	ホイールマウス・キーボード、ディスプレイ解像度 1280×720 以上（16：9比率のみ）
その他	インターネット接続環境

オプションで設定をチェック

オプションからは「カメラ設定」「画面設定」「描写設定」「オーディオ設定」の４項目が設定可能になっています。

とりあえず画面設定で解像度の調整およびウィンドウ表示かフルスクリーンの選択をしておきましょう。フルスクリーンの状態でも複数のモニターの表示を行き来できるみたい。

キャラクリエイトする

体験版でやれるのはキャラクリだけで本編まではプレイできません。さて、早速キャラクリしていくわけですが………

まず起動して思ったのが、コイカツサンシャインの時よりグラフィックが強化されているのがわかります。後でコイカツシリーズやCOM3D2と比較するけど、現時点ではトップの描写かな。

ただしUnityのバージョンが上がることによってこんな問題が発生したり。

さて、とりあえず顔面から調整していきます。スライダーで部分ごとに微調整していくのはイリュージョン時代から変わらず。

色と大きさを調整できるパーツは右で色々いじれます。んまぁこの辺りはコイカツやっているユーザーならわかりやすいはず。特に言う事なし。

ボディー調整。「胸の〇〇の柔らかさ」なんて項目前からあったけ？後でコイカツ確認してみるとして、細くなりすぎないように気持ちムチっとさせることに。

髪の毛の設定。インナーカラーを入れられるようになってる。外側だけじゃなくて内側の色ね。

それと髪の毛をいじってて思ったんだけど、体の揺れと一緒に毛先が連動して自然にフサフサ動くようになってますねこれ。コイカツサンシャインよりも自然。

髪の毛を軸操作で動かせるので、同じ髪型でも微妙に違う動きのあるセッティングをすることができますね。

ただ前髪は毛先を動かせるんだけど、後ろ髪はできなかった………。後ろ髪の毛先をハネさせて躍動感を出したかったんだけどなぁ。

後ろ髪はこうなるから細かい設定はできないっぽい。まとめて動く仕様。

ある程度形になってきたので、ここからはお顔の微調整と服装の装飾をしていきますかー。

服装は以下の３パターンをそれぞれセッティングできるようになっています。

お家の中でだらけたOFFバージョンの姿。体験版だと服装の種類は少ないから、牛みたいな柄のTシャツを無理やり作ってみた。下はホットパンツでラフな格好に。

「あらご機嫌よう。これはお清楚お嬢様JKの姿ですわ↑↑」

といったようなキャラクリが体験版ではできるようになっています。

ちなみに保存はやっぱりキャラカード形式。紛れもなくこれはイリュージョン。どこからどう見てもイリュージョン。

まぁどんな形であれイリュージョン伝説はこれからも続いていくってことですな。

ハニカム VS コイカツ VS COM3D2 の比較

やはり気になるのはハニカムはアニメ調の前シリーズ『コイカツサンシャイン』やその前の『コイカツ』と比べてどの程度進化したのか、またライバルであるKISSの『COM3D2』と比べてハニカムはどのレベルにいるのかを調査してみました。

うーんコイカツはMODのせいでごちゃごちゃしてて完全フラットな比較はできなそうだけど細かいことは気にするな精神でいきやす。

同時に４つ弄ってて気づいた。どう考えてもMOD入ってたら純粋な比較にならないのでコイカツとコイカツサンシャインのバニラ環境を召喚しました。

すべで純粋な状態(=バニラ環境)での比較となっています。実際はMOD環境を使うことでより幅広いクリエイティングが可能ですが、正式なデフォルト状態での比較を目指していきます。

グラフィック比較

４K解像度のモニターにフルHDの解像度で４つ同時起動してみました。コイカツシリーズは描写設定をクオリティに設定。

左上がコイカツ、左下がコイカツサンシャイン、右上がオダメのKCES、右下がハニカム。

コイカツ無印とサンシャインは一応差があるのですが、キャラクリの画面だとあんまり違いを感じられません。ゲーム本編やエッチ中は差を感じるレベルなんですけどね…。肉眼で見ると差はありますが、画像だと誤差みたいな範疇。

一方でハニカムはキャラクリ画面の時点で違いがわかります。シェーダーが変わってアニメ調ながらも綺麗な描写になっていますね。背景まで含めて3Dが美しいのはハニカムの特権。後ろの葉っぱも綺麗。

綺麗なだけでなく、キャラの動きに連動して動く髪の毛がリアルになっています。フサッフサッて毛先が動いて躍動感が出ている印象。コイカツやCOM3D2ではここまでフサフサ自然に動かないですね。

エディット項目比較

エディット項目ごとにそれぞれチェックしていきます。あんまり細かく比較しすぎるとしんどいので程々にポイントを絞って比較しましょう。

顔の種類

顔の種類=輪郭のタイプ。コイカツ無印ではなかった項目「頭の種類」がコイカツサンシャインで増え、ハニカムでも継続しています(体験版では２種選べる)。MOD入れるとこの種類がめちゃくちゃ増えるのはご愛嬌。

サンシャインではタイプ02やタイプ03を選ぶと輪郭がガラッと変わり、スライダーだけでは調整できない輪郭になって雰囲気が大きく変わります。

ハニカム体験版では２種類しかありませんが、それでもタイプ2を選ぶと大人のお姉さんっぽい輪郭に。30代の輪郭って感じ。正規版なら３種類以上になると思われ。

KCESの方は顔のパーツのプリセットがずらっと並んでいるので、これはこれで自分好みの系統を選んでから微調整する楽々プレイが可能。ただし輪郭が変わるわけではありません。

輪郭はスライダーで調整。サンシャインやハニカムの顔タイプを選ぶような大きな変化は期待できません。顔の輪郭に関してはILLGAMES(元ILLUSION)の方が一枚上手といったところでしょう。

眉毛の種類と調整

眉毛の種類はデフォルトだとコイカツ15種・サンシャイン17種・オダメ14種(男女用合わせて計算)・ハニカム20種となっています。

調整幅に関してはコイカツシリーズ＜KCES≒ハニカムといった具合。コイカツだと色味をグラデ風に仕上げられなかったり、調整項目が微妙に少なかったりします。

ハニカムとKCESはこのようにグラデ風に調整してより個性的な眉毛を作ることが可能。眉のタイプを決定後に太さ長さの数値を微調整してより細かい眉毛の調整が可能なのがこの２作ですね。

爪の調整

コイカツシリーズでは単調な爪の調整しかできません。色の調整とツヤのみ。

それに比べてハニカムでは４種類の爪が選べて、爪先の長さを選ぶことができます。これによって色をつけるだけでなく爪床部分と爪先部分で色の濃度を変えることが可能になりました。

均一な色にならないことでオシャレさがアップ

ただそれ以上に自由度が高いのがKCESの爪のエディット。こちらの画像を見てください。

このようにKCESでは個別に爪の色を変えることが可能になっています。しかも色をただ染めるだけでなく、水玉模様やステンドグラス風のチョイスもできる。

オダメ単体だと無理ですが、COM3D2.5用のアペンドであるKCESを導入することでMODに頼らずともこのようなオシャレエディットができるようになっています。

髪の種類と調整

後ろ髪の種類を数えてみましょう。コイカツ55種・サンシャイン77種・KCES54種(男女用全て含む)・ハニカム16種(体験版)となっています。

ハニカムは体験版なので少ないことに注意。正規版は絶対にもっと増えるはず。それとコイカツはアペンド(エクステンションやアフタースクールなど)を今回導入していません。

髪の毛のエディット部分を比べると、コイカツ無印が最も簡素な作り。サンシャインでハイライトの色を個別に設定できるように。

それに比べるとハニカムはメッシュカラー・インナーカラー・シャドウカラーまで設定することができるようになっています。これは明確なパワーアップ。

髪の毛のエディットはKCESとハニカムが秀でています。インナーカラー設定できるハニカムはまさに最先端。

………なのですが、KCESも実は優れた機能を搭載しています。それがこちら。

毛房ごとに色を細かく設定できる。それがKCESの最大の強み。後ろ髪も前髪も横髪もエクステもそれぞれ毛房個別に色調整ができてすごい。

全体髪で細かい色調整ができたように、個別でも同じように細かな設定ができる。髪の毛のエディット機能に関してはKCESが１番強いです。

ハニカムもいい感じですが、メッシュの場所を指定できないっぽいのが惜しい。より細かくやるならKCESに軍配が上がるという結果になりました。

おっぱいの調整

おっぱいのエディットに注目。コイカツ無印とサンシャインではおっぱいのエディットに違いはありません。

一方でハニカムでは３つの項目が追加されました。

この項目によってどう変化するのか。実際に柔らかさをマックスにしてジャンプさせてみました。

ハニカムの女の子だけおっぱいがビヨーンと伸びています。ジャンプして重力がかかると、根本の柔らかさの数値が高いだけ伸びます。

KCESのおっぱいも「胸の揺れ」という項目があって、これをマックスにすると普段から動くだけでプルプル揺れるのですが、基本的にハリのあるおっぱいなのでだらしない動きはしません。

これもある意味ハニカム独自の特権かも。まぁMOD次第でスライダー破壊すれば色々できるんですけどね。

正規品版の追加ポイント(2023年9月2日更新)

体験版よりも衣装が追加されています。

ただこの服装のレパートリーがかなり少なめ。アップデートで追加されると思うんですが、現状見た目の幅の足を引っ張るのが衣装の種類の少なさでしょう。

追加パッチが有料で販売されるのか、無料でどんどん追加されるのかはわかりませんがとにかく衣装を増やして欲しいのが本音。

また、髪の毛の調整部分でもバニラ環境だと物足りなさが。髪の毛もそこまで種類が多いわけではないのですが、今作は部分部分を調整して動きを出せるため、見た目の種類よりはレパートリー豊富な髪型を作れます。

ただ髪の毛の長さ調整でマイナス数値まで天元突破することができないのがキッツイ。この制限のせいでやりたい髪型にできないから、やっぱり髪型ももう少し豊富にして欲しいかな。

それと顔(輪郭)の種類も結局２種類でしたね。まぁ輪郭の種類は２種でもいいけど、コイカツサンシャインで３種類だったのに今作では減るんだっていう。

それと選択できる性格(＝ボイスの種類)が６種類とかなり少ない。これも後から有料パッチで追加するんだろうけど、初期６種は少ないでしょう。COM3D2みたいにたくさんのテキスト量があるなら別だけど、本編やってみた限りではそこまでテキスト量多くなさそうだし‥‥‥。

比較まとめ

 

ハニカム本編をプレイしてみる

本編がどんな内容なのか？正規品を最速でゲットしてプレイしてみたのでチェックしていきましょう。

本編の基本を確認

本編はザックリいうとハニセレをベースにし、コイカツ要素を足して2で割った感じ。

具体的に見ていきましょう。

プレイヤーは自室でコマンドから行動を選択します。

本編はキャラエディットで完成したキャラを配置し、そのキャラとエッチなことをするかコミュニケーションを取るといった内容。

パルを呼び出すと実績の解除が可能。これが重要で、実績をクリアしていくとクッキーが貰え、このクッキーを消費して様々な要素をアンロックするのが本編の流れかな。

ちなみにパルちゃんはかなり可愛いのでちょっとだけ容姿を自分好みに変えるといい感じ。

自作したキャラやデフォでいるキャラを【コミュニティ】で配置。これはコイカツやハニセレと同じようなもの。男キャラも作った方がプレイする上で少しは楽しめるかな。

キャラとコミュニケーションをとる

今作のマップはやや狭め。実績解除でマップを広げることはできるけど、だとしても狭いです。

それとコイカツシリーズでは女の子が歩き回っていましたが、ハニカムでは停止しています。日付を進めると配置場所が変更され、中庭にだったりトイレにいたり。

女の子に話しかけると会話またはエッチすることができます。仲良くなると複数プレイも可能。キャラの配置が２人セットになっている場合は２人と一緒に会話イベントが進んでいきます。

実績を解除する

実績を解除することでもらえるクッキーを消費すると隠し要素がアンロック。

行けなかったマップに行けるようになったりエッチのプレイが豊富になったりアイテムを使えるようになったり。

▲アンロックできれば行けるマップが増える

あとは本物のパルちゃん(＝キャラカードで増殖させたパルではない)とエッチなことをしたいなら「パルの部屋のカギ」をアンロックするといいかも。

エッチする

部屋を出るを選択したあと、「待ち合わせする」or「館内を回る」どちらからでもエッチは可能。フリーモードも用意されているのでそっちなら気軽にエッチできますが、まずは本編で実績解除を重視した方がいいでしょう。

エッチするマップの選択。これもアンロックしていくことで増やせます。

フリーエッチならいつものようにキャラと状態を選んでエッチスタート。本来なら本編でエロ教育していって状態を変えるのですが、フリーエッチならすぐに状態を変更できるため面倒ならフリーがおすすめ。

体位は豊富。基本プレイはもちろん、なんかどすけべなプレイが追加されていて好印象。ただしサンシャインであった体位が一部なくなっているので完全上位とまではいきません。

ペチンペチンお尻叩きのお仕置きプレイ。ハニカムのエッチは動きが全体的に滑らかで一層エロさが増している印象。つーか普通にエロいです。パルちゃん可愛いエロい好き。

ちなみにエッチ中のUIはILLGAMESといっさい関係のないILLUSIONのゲームと似ている模様。

ちなみに、「男キャラをエロプレイ時に表示したくないけど竿キャラは欲しい！」。そう思っているならキャラメイクで女の子に「ふたなり」属性を付けておくと男キャラ扱いでエッチさせることができます。

これなら男キャラをわざわざ透明にする必要なく、絵面を汚さずに攻め手側を追加することが可能。女の子相手には強気のパルちゃんを召喚してみました。

その他エロプレイ時のスクショはこちらからご覧ください。

クリックで拡大可能

選んだマップによって選択できるマニアックなプレイが変化するので、そういった点も要注目ですね。

 

まとめ：VR環境やMOD環境さえ充実すればハニカム最強説

正規品版を一通りプレイしてみた感想としては、コイカツサンシャインの完全上位互換とは言えないものの、エッチモーションとグラフィックに関しては間違いなくレベルが上がっていて満足度高め。

サンシャインの時と比べて減っている項目が何点か見受けられるので、この先のパッチでどこまで補充できるかが重要になってくるかと。この点が受け入れられない人にとってはガッカリかも。カスタマイズ性が今のところ弱いのでアプデなりなんなりでの補強は必須ですね。

本編に面白さはない+本編にややモッサリ感があるもののエロのベースとしてはかなり高いレベルにあると思いました。本編自体は微妙っていう意見も納得ですが、この3Dをベースにしてより発展させていけば希望を感じます。サクッとエッチできるのでやはりアニメ調ハニセレといったところでしょう。

あとはVRとMOD関連がどれだけ充実してくるか？スクリプトのバックエンドがIL2CPPに変わったことてMOD開発の難易度が上がりますが、どーにかMOD賑わって盛り上がるといいなぁ。(データぶっこぬき違法MODはやめろマジで！！)そうなれば課題のキャラエディット拡張性も充実して最強になる。

ただ、自作キャラもいいけど、個人的には今作のパッケージヒロインであるパムちゃんがめちゃくちゃ完成度高くて好きすぎる。この子とのストーリーいっぱいあれば満足度もっと高くなるんだけどなぁ。

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ハニカム

VRに対応するかは明言されていないので注意。
次世代の3DキャラクリエイトゲームはILLGAMESに託された。
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各章の終わりには絆を深めるエッチなイベント、衣装をゲットできるミニゲームもあって3Dモデルのできも良く悪くない出来です。

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