「Pico MotionTracker」と「Pico4 Ultra」の組み合わせがVRSNSユーザーで話題になっています。
ではアダルトVRユーザーにとって「Pico4 Ultra」の価値はどうでしょうか?「Pico4」から純粋にスペックアップした本機「Pico4 Ultra」はアダルトユーザーにとって買いなのかどうか微妙なラインですよね。
そこで管理人は赤字覚悟で自腹購入し、Picoに忖度なく「Pico4 Ultra」の闇を暴くための調査をしてみました。
アダルトVR動画やVRエロゲをプレイするのに「Pico4 Ultra」はパワーを発揮するのか、Meta Quest3とどっちがいいのか、その結論を出していきます。
Pico4 Ultraのスペック詳細
まずは「Pico4 Ultra」のスペックについて見ていきます。
Pico4 Ultraのスペック表
項目 | Pico4Ultra |
---|---|
解像度(片眼) | 2160×2160 |
ディスプレイ | 2 x LCD RGBストライプ |
レンズ | パンケーキレンズ |
トラッキング | 6DoF インサイドアウト方式 |
パススルー | フルカラー 深度センサーあり(iToF形式) |
リフレッシュレート | 最大90Hz |
IPD調整 | 58~72mm |
FoV(視野角) | 105°FoV(公表値) |
ストレージ | 256GB(UFS 3.1) |
プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen2 |
RAM | 12GB |
重量 | 580g |
オーディオ | ・内蔵スピーカーと内臓マイク (4つのマイクで空間オーディオの録音をサポート) |
バッテリー | 定格容量:5700mAh 標準容量:5770mAh (QC 4.0 / PD 3.0、45W急速充電器をサポート) コントローラー:単3乾電池×2 |
無線 | ・Wi-Fi7対応 ・Bluetooth5.3対応 |
価格 | 256GB:¥89,800 |
Pico4 UltraとPico4の比較

項目 | Pico4 Ultra | Pico4 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 2160×2160 | 2160×2160 |
ディスプレイ | 2 x LCD RGBストライプ | 2 x LCD RGBストライプ |
レンズ | パンケーキレンズ | パンケーキレンズ |
トラッキング | 6DoF インサイドアウト方式 | 6DoF インサイドアウト方式 |
パススルー | フルカラー(2カメラ) 深度センサーあり(iToF形式) | フルカラー(単眼) |
リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大90Hz |
IPD調整 | 58~72mm | 62~72mm |
FoV | 水平:104° 垂直:103° | 水平:104° 垂直:103° |
ストレージ | 256GB | 256GB |
プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 |
RAM | 12GB | 8GB |
重量 | 580g | 586g |
オーディオ | ・内蔵スピーカーと内臓マイク(4つのマイクで空間オーディオ録音をサポート) | ・内蔵スピーカーと内臓マイク |
無線 | ・Wi-Fi7対応 ・Bluetooth5.3対応 | ・Wi-Fi6対応 ・Bluetooth5.1対応 |
価格 | 256GB:¥89,800 | 128GB:¥49,000 256GB:¥59,400 |
Pico4UltraとMeta Quest3の比較

項目 | Pico4 Ultra | Meta Quest3 |
---|---|---|
解像度(片眼) | 2160×2160 | 2064×2208 |
ディスプレイ | 2 x LCD RGBストライプ | 2 x LCD RGBストライプ |
レンズ | パンケーキレンズ | パンケーキレンズ |
トラッキング | 6DoF インサイドアウト方式 | 6DoF インサイドアウト方式 |
パススルー | フルカラー(2カメラ) 深度センサーあり(iToF) | フルカラー(2カメラ) 深度センサーあり(Active IR Stereo) |
リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大120Hz |
IPD調整 | 58~72mm | 58~71mm |
FoV | 水平:104° 垂直:103° | 水平:110° 垂直:96° |
ストレージ | 256GB | |
プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 Gen2 |
RAM | 12GB | 8GB |
重量 | 580g | 515g |
オーディオ | ・内蔵スピーカーと内臓マイク(4つのマイクで空間オーディオ録音をサポート) | ・内蔵スピーカーと内臓マイク ・3.5mmイヤホンジャック |
無線 | ・Wi-Fi7対応 ・Bluetooth5.3対応 | ・Wi-Fi6E対応 ・Bluetooth5.2対応 |
価格 | 256GB:¥89,800 | 512GB:¥81,400 |
Pico4 Ultraの注目点・強化点
UFS 3.1の256GBストレージ
Snapdragon XR2 Gen2のハイスペックSoC
32MP(メガピクセル)カメラ2つによるシースルー
iToFの深度センサーカメラ
Wi-Fi7に対応
- LPDDR5はモバイルデバイスで使われる最先端のRAMです。こちらはMeta Quest3にも採用されているRAMですが、根本的に異なるのは「Pico4 Ultra」が12GBメモリを採用している点です。シンプルにメモリ容量が多くなっているためスタンドアロン時に複数の大きいタスクをこなせるようになっています。
- UFS 3.1の256GBストレージなのでMeta Quest3と同じ性能のストレージとなっています。Quest3は128GBと512GBを選べましたが2024年秋に128GB版を廃止。Pico4 Ultraは256GB固定での販売となっています。
- SoCにSnapdragon XR2 Gen2を採用。Meta Quest3と同じチップが搭載されました。ここは明確にパワーアップです。
- 2つのシースルー(パススルー)カメラが搭載され、単眼だったPico4よりも正確に外の世界を映せるようになりました。また16MP→32MPと画素数が上がりました。
- Meta Quest3のように深度センサーカメラが搭載。Pico4 UltraはiToF方式だがMeta Quest3はActive IR Stereoを採用しており、一般的には後者の方が正確に把握できる。
- Pico4 Ultraは最新の規格であるWi-Fi7にも対応。チャネル帯域幅が最大320 MHzまで対応しているのでWi-Fi6/6Eの2倍のデータ通信速度を叩き出します。Virtual Desktopを使うときに便利です。
Pico4Ultraをレビューする
ここからは実際に手元にある「Pico4 Ultra」を使ってレビューしていきます。
Pico4Ultraの開封レビュー
Quest3の時も思ったんですけど、だいぶコンパクトになりましたよねVRヘッドセットの箱。Quest2とかめっちゃ横長だったのに。
Pico4の時は逆さまで突然落下してきたトラウマがあったんですけど今回は普通に大丈夫でした。あの時マジでなんだったんだ…!!。
さてそれでは中に入っているものを取り出して同梱物をチェックしていきます。

- Pico4 Ultra本体
- 左右コントローラー
- 眼鏡スペーサー
- USB-CtoCケーブル
- コントローラー用ストラップ
- ユーザーガイド/セーフティガイド/クイックガイド(日本語対応)
コントローラーのレビュー
コントローラーを握ったファーストインプレッションは「うわっ重い」です。実はコントローラーの質量自体はPico4のものより10gほど軽量化されています。近い重さのコントローラーを挙げるんならQuest Proのコントローラー。
![]() | ![]() |
ではなぜ「重い」と感じてしまったのか。それは間違いなく普段からQuest3を使っているからですね。
Quest3のレビュー記事を参照すると、Quest3のコントローラーは125gと数値上軽い。手に持った時の感じ方も1段階優秀な軽さとなっています。
実は今Quest3コン(Meta Quest Touch Plus)にMaeckerVRの充電コントローラーグリップを装着しているので、数値上は175gとそこそこの重さになっています。ですが数値よりも重さを感じません。Pico4 Ultraのコントローラーの方が重く感じます。
その理由かどうかは断定できませんが、Pico4 UltraはPico4と同様電池が2つ入るタイプのコントローラーです。これが影響してコントローラーを動かすときに重さを感じやすいのかもしれませんね。
本体装着感レビュー
Pico4 UltraはPico4と比べて本体周りの構造はほぼ変わっていません。前面のシースルー用カメラが増えてその部分の見た目が変わったくらい。
デフォルトのHMDストラップでの装着感は変わらず優秀。「装着する」と書くよりも帽子のように「被る」と書いた方がしっくりする。デフォルト状態での重心バランスはQuest3よりもいい感じです。ただしHMDそのものの重さはQuest3よりもあるため、首への負担は多少あります。
頭部の紐に関してもPico4とUltraで変化なし。この紐ペラっペラだからUltraと名付けるならもうちっとフカフカなパーツつけてくれた方が嬉しかったかも。まぁここはサードパーティ製のストラップに取り替えればいいので我慢といったとこでしょう。
左:Pico4 Ultra 右:Pico4
フェイスクッションや鼻の部分・レンズやストラップ後頭部など特に変化はありません。Pico4ベースなので当然っちゃ当然。Pico4 Ultraはヘッドセットのハード部分での進化はあまり感じませんでした。(SoCやマイクなどの進化はある)
実用レビュー(FANZAやVRエロゲなど)
Pico4 UltraでVRゲームをプレイしたり動画視聴したレビューをしていきます。
FANZA(DMMVR動画プレイヤー)を視聴する
ストアで「DMM」と検索すれば出てきます。Picoは元々DMM未対応だったんですけど、2023年冬ごろだったか、それくらいの時に突然対応になったので今はVR初心者の方でも普通に1台目に選んでOK。
![]() | ![]() |
『【VR】VR NO.1 STYLE<倉木華>解禁 キレかわ笑顔にズッキュン!大人と少女の間を交錯する22歳 倉木華ってどんな女の子?』より S1VRの
いつも通りレンズ越しにスマホで撮影しています。まず触れておきたいのがPicoのパンケーキレンズについて。Pico4の時もそうでしたが、Pico4 Ultraのレンズはかなり反射します。そして常に横に白い光が煌めいていて、フレア・ゴーストの類が常時発生している状態なのもPico4と変わらず。
正直このパンケーキレンズは今現役のVRHMDのパンケーキレンズの中でも最弱クラスなので改善してほしかったのが本音です。
Quest3のパンケーキレンズの方がフレア・ゴーストの発生は抑えられています。Quest Proのレンズはほとんど気になりません。
左:Quest3 右:Pico4 Ultra
一方で色味や綺麗さといった視覚情報に関してはPico4 Ultraは結構いいかも。輝度がPico4の頃より上がっているためしっかり見える。
Quest3とPico4 Ultraで交互に被りながらFANZAの動画を見比べると、血の通った人間らしい色味なのはPico4 Ultraだと感じます。Quest3もそこそこですが傾向が寒色系なこともあり、人肌はPico4 Ultraの方がリアルに感じます。
ただQuest Proと比べてみるとやはり色に関してはQuest Proの方が上。「うん、これだよね。これこれ。」と説得力ある発色しているのがQuest Proの強みですね。
以上のことからスタンドアロンでのアダルト動画適正についてはこんな不等号が成り立ちそう。
Quest Pro>Pico4 Ultra>Meta Quest3>Pico4・Quest2
アダフェスを視聴する
![]() | ![]() |
【8KHQ】癒しと快楽に特化した多幸感エステ 甘くて優しい言葉とオイルたっぷり密着プレイ…裏オプで抜きどころか、膣内で何度も射精を促してくれて骨抜き計8発射。 紗倉まな』より SODクリエイトの『
アダフェスの動画はPCでダウンロードした動画をPico本体に転送してPicoのプレイヤーで視聴するか、もしくはPCVR化後にSteamVR経由で「4D MEDIA PLAYER」を起動して視聴します。もちろんダウンロードした動画ならPCVRの場合DeoVRやその他SteamにあるVRプレイヤーで再生可能。
Meta Questとの最大の違いはスタンドアロンで「4D MEDIA PLAYER」を使えないことですね。PCVR化しないとストリーミングで視聴できないので注意。映像の綺麗さとレンズのダメさに関してはすでに先ほど述べた通り。
VRエロゲ(COM3D2)をプレイする
Virtual DesktopでSteamVRに繋げてプレイしてみました。レンズの反射はやはり気になるものの、それ以外は良好。
Pico4Ultraのスピーカーは音がそんなに大きく出ないのが欠点。音質も良くはないのでPico4との大きな変化はないですね。この点はMeta Questシリーズの方が優れている。
音質を気にするならPCVRする時にPCからDACに繋げて音をイヤホンに送りたいところ。座ってプレイするなら有線イヤホン使ったりスピーカー使えばいいんですけど……
歩き回るプレイヤーは無線イヤホンをチョイスするでしょう。(ゲームならスピーカーでもいい)

こちらの記事でイヤホンをある程度調査しているのですが、ドングル接続で遅延をほぼ体感できない「Anker Soundcore VR P10」も紹介しています。遅延対策にはかなり有効ですが、ぶっちゃけ音質は「う〜ん?」といったところ。ドングルにコストかかってて無線で1万円ちょっとのイヤホンなので音質はそりゃ良くないですよ。変に比較しなければ使えるっちゃ使えるけど音質目的なら期待しないこと。
![]() | ![]() |
Virtual DesktopでPCVRすればMODを使って背景をグリーンバックにし、クロマキー合成してお部屋に自分のキャラを召喚できます。Pico4の時よりパススルーはパワーアップしているのでいい感じ。
VRスポーツゲームをプレイする
この手のスポーツゲームで重要なのはトラッキング精度です。テニスやバスケ、卓球にバレーボールなどどんな種目においてもトラッキング精度が一定の基準を満たさないと快適プレイできません。
ボールを掴んでコントローラーを頭部の後ろに回したり、腰や脚の裏などに動かしてみましたが、このレベルならトラッキングが乱れることはありませんでした。ボールをシュートしたりテニスで打ち返したりしても及第点の動きをしています。
Wi-Fi7について
Pico4 UltraはWi-Fi7に対応しています。Wi-Fi7は最大320MHzのチャネル帯域幅をサポートし、Wi-Fi6/6Eの160MHzの2倍となっています。
残念ながら管理人は現在Wi-Fi7対応ルーターを所有していないため、Pico4 Ultraの真の力を発揮させることはできませんが、Meta Quest3と同じ2401Mbpsまでは確認できました。公式サイトを見ると「最大3.0Gbpsに達する」との表記あり。3000Mbps出るらしい。
Pico4はWi-Fi6対応でしたが80MHz上限だったので1200Mbpsが限界だったことを考えると一気にパワーアップ。Virtual DesktopでPCVRをプレイするなら恩恵を受けることができます。
その他気になった点
- Quest3よりスイートスポットが狭い
- Virtual Desktop利用時はハンドトラッキング不可
- ハンドトラッキングの動きはQuest3の方が滑らかさを感じる
スイートスポットが広くはない
![]() | ![]() |
昔のフレネルレンズのHMDやPSVR2と比べればスイートスポットは十分という見方もできます。しかし、最新の基準で比べると思ったよりも広くはないというのが個人的な意見。
Pico4の時からこんな感じなんですが、レンズの広さに対して綺麗に見えるスポットの割合は少なめ。上側にスポットがあるので少し深めに被る必要あり。浅く被るとちょっとボヤける。
Quest3と比べると狭さを感じるだけでなくボヤける範囲が広い。Quest3も隅っこ側は流石にダメですが、Pico4 Ultraは余裕ある部分でもボヤけがち。個人的にこの差は結構大きいです。
それとPicoは内側に広いレンズですが、今のライバルはQuest2ではなくQuest3です。Quest2相手ならそれで優位を取れたのですが、Quest3相手だとそこまで優位性はない感じ。
アダルトVRだとキスで近づいた時に見やすいというメリットはもうあんまりないかな。そもそもキスで近づいたらサイクロプスもどきになるのは避けられないですし。
サイクロプスになるか、サイクロプスもどきになるかの違いなんて些細な差。最初は「おー耐えた」となりますが、冷静に考えていや結局あんま変わらんなとなります。
VD利用時はハンドトラッキング不可
記事執筆時点ではVirtual Desktopを起動するときにコントローラーに切り替える必要があると警告を受けます。ハンドトラッキング状態での起動は不可能。用途によっては不便に感じるかもしれませんね。Quest3はVDでもハンドトラッキング対応です。
ハンドトラッキングの滑らかさはQuest3に軍配
両方交互にHMDを被り、シンプルに動かして確認しましたが滑らかさはQuest3の方が上でした。
ちなみに手のトラッキングの範囲はQuest3もPico Ultraも似たようなもんです。例えば後頭部付近に手をあげるとトラッキングが追従できません。これはインサイドアウト方式の宿命とも言える欠点ですね。
シースルー(パススルー)比較レビュー
クリックで拡大 | |
---|---|
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
Pico4 Ultraのカラーパススルーを比較していきましょう。単刀直入にズバッと言います。
Pico4 Ultra VS Meta Quest3のカラーパススルー比較は大差なし。微差なので好きな方選べ!
まず言えることとして、Pico4 Ultraになって32メガピクセルのカメラが2つになりました。Pico4は16メガピクセルカメラの単眼なので、シンプルにスペックが上昇しています。
カメラが単眼から複眼になった恩恵として、立体感・距離感をより正確に把握できるようになったことが挙げられます。以上のことからPico4より少しカメラの画質が綺麗になり、正確な世界を見れるようになりました。Pico4 Ultra>Pico4なのは明確に認識できます。
その上でMeta Quest3との比較ですが……
- 総合的には大差なし。微差。
- ディスプレイに描写されているものを認識しやすいのはMeta Quest3。
- カメラの色味が(良くも悪くも)濃い気味なのはPico4Ultra。(というか人工着色感あり)
- 正確性はMeta Quest3。
- もう1度書くけどそれで体験できることに大きな差はない。
Pico4→Pico4 UltraやPico4→Meta Quest3は埋められない差を体験できますが、Meta Quest3⇄Pico4 Ultraは「う〜んそうだねぇ……う〜〜〜ん。そんな変わらんしどっちでもええか!」的なノリです。変に味付けのないモニターライクなQuest3の方がいいけど、VRエロゲするくらいならどっちもそんな変わらんですね。
Quest3もPico4 UltraもVRエロゲをカラーパススルーで遊ぶなら同程度のクオリティで体験できます。ただしこの機能を使って実物のモニター・ディスプレイと一緒にMR環境でPC作業をするみたいな使い方は現実的ではありません。
また、仮想ディスプレイ3枚並べて作業するより実物モニター2つ用意して作業した方が普通に効率いいです。AppleVisionProもそうだけど、物被って長時間作業するのしんどいっすよ。
まとめ:Pico4 Ultraはお手軽フルトラVRSNSユーザー向けでありアダルトもいける

カラーパススルーがQuest3並になった
FANZAの動画がQuest3より少しいい感じ
DMMVR動画プレイヤーをハンドトラッキングで操作できる
スタンドアロンで使うなら優秀な部類
Pico Motion Trackerと相性○
合わせればお手軽フルトラ環境
スピーカー音小さめで平凡な音質
レンズの中央から外れると意外とボヤける(Quest3と比較して)
見た目ほどスイートスポットは広くない
ハンドトラッキング精度はMetaの方が滑らか
Pico4 Ultraはやはり同時に発売された「Pico Motion Tracker」とセットで買って使うのがベター。お手軽フルトラ環境を入手するためのものであり、それは即ちVRSNSユーザー向けと言えます。モーションセンシングゲームにも対応できるので身体を動かす系VRゲーマーにもおすすめ。
しかしですよ。このタイミングでなんと「VIVE Tracker (Ultimate)」がSteamVR対応のヘッドセットで利用可能になったと発表されました。 Meta Quest3やPico 4 Ultraにも対応しているという。
PicoのトラッカーはPicoのヘッドセットと組み合わせてスタンドアロンで扱えるメリットがあるので、ユーザーそれぞれが用途に合わせて最適な選択をする必要がありそう。Picoで組み合わせれば相性問題・エラーの発生確率は少ないですしね。
アダルト用途の観点から考えると、Pico4 Ultraのレンズの質は相変わらず微妙であり反射がエグいので、これを考慮するとQuest3の方がいいかも。管理人的にはレンズがどうしても光ってて気になる。これ気にならない人いるの?そりゃいるだろうけど、せっかく輝度が高くそこそこ綺麗に見えるディスプレイなのにレンズが減点なんですよねぇ。レンズが減点といえばPSVR2もそう。レンズの質はめっちゃ大事。
対応するVRエロゲの数もQuest3の方が多く、アダルト向けとしてはQuest3に軍配が上がりますね。でも総合的にPico4より良化している部分を体験できたので、Pico4 Ultraを選ぶ選択肢は普通にアリよりのアリだと言っておきます。レンズのフレアが気にならないならという条件付きで。
- Quest2→Pico4 Ultraへの買い替えはあり。
- Pico4→Pico4 Ultraへの買い替えはあり。
- Quest3⇄Pico4 Ultraへの買い替えは明確な意図がない限り不要。
PCVR/スタンドアロンともにMeta Quest専用の同人VRエロゲが多数あり、それをプレイできないことを考えるとアダルト用途ならMeta Questで十分。Virtual Desktopを使えばMeta Quest専用PCVRゲームを一部「VDXR」でプレイできますが、100%遊べるわけではないのでね。

ちなみにVRSNSとアダルトVR動画を両立したい場合、「Meta Quest Pro」(生産終了予定)という選択肢もあります。こちらはディスプレイ解像度こそ旧世代なものの、MiniLEDによる発色が優秀でレンズの質も良い。アイトラッキング・フェイストラッキングに対応しているため、エロとVRSNSどっちにも対応できます。
Quest Proの欠点は装着時におでこへの圧がかかりすぎること。頭頂で支えられるように改造したい。
\購入はこちら/
Meta Quest3Sの予約受付中です。

アダルトVR適性度 | |
FANZA | 全ての動画を視聴可能。 |
アダフェス | 全ての動画を視聴可能。 |
価格 | ¥81,400(512GB)価格改定 |

2024年9月20日に登場したPico4の上位版。Quest3と同等レベルまで性能が向上し、用途に応じてQuest3を上回る魅力があります。Picoトラッカーと組み合わせれば、スタンドアロンでVRSNSをお手軽ハイレベルで楽しめる唯一無二の選択肢です。
アダルトVR適性度 | |
FANZA | 全ての動画を視聴可能。 |
アダフェス | スタンドアロン時:DL動画を視聴可能(ストリーミング・月額見放題・+1Dは不可)。 PCVR時:全ての動画を視聴可能。 |
価格 | ¥89,800(256GB) |

Quest2の後継機とも言える新エントリーモデルが登場。SnapdragonXR2Gen2搭載で8kVR動画もスムーズ再生。カラーパススルー対応でVR・MR体験を手軽に始められる、コスパ抜群の入門機です。
アダルトVR適性度 | |
FANZA | 全ての動画を視聴可能。 |
アダフェス | 全ての動画を視聴可能。 |
価格 | ¥48,400(128GB) ¥64,900(256GB) |

アダルトVR適性度 | |
FANZA | 全ての動画を視聴可能。 |
アダフェス | 全ての動画を視聴可能。 |
価格 | 本体:¥116,599 会員費:一括¥46,595または月額¥2,157の24回払い |