2024年2月23日にサークル「SlavesOfRome」からリリースされた『【完全版】ローマの奴隷:すべての道はローマに通ず』のレビュー記事です。
このゲーム、知っている人は知っているのですが……完全版が販売される前からDLsiteやImagineVRでプロトタイプの通常版、そして日本語対応した特別版(ローマの奴隷:権力と栄光)が存在していました。
実は管理人も2021年夏に特別版を買ってプレイしたことがあるのですが、その時は下手くそな日本語訳の問題やいかにも海外のキャラって感じの造形が気になって評価は星3.5くらいにした記憶があります。
今回ようやく完全版としてゲームが完成した『ローマの奴隷』。ゲーム1本あたりの値段が5,000円オーバーと、インディーズゲー・同人ゲーとしてはめちゃくちゃ高い部類にあたるこのゲーム。
多くの人が気になっていても高くて躊躇する値段ですよね。そこで管理人が自腹で完全版を購入し、1からズバッとレビューしていきますね。
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VRの定番
VRエロゲの王道といえば未だにCOM3D2が王として揺るぎないものとなっています。旧作「CM3D2」を買って連携すれば一気に性格3つも追加できるので、そちらと一緒に確保しましょう。
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ImagineVRのプラットフォームを用意する
『【完全版】ローマの奴隷:すべての道はローマに通ず』はDLsiteの製品ページに「Imagine型」と書かれている通り、起動するときに「ImagineVR」と連携する必要があります。
クライアントソフトウェアをダウンロードする

こちらのリンクからDLsiteヘルプに飛んでソフトウェアをダウンロードすることができます。必須です。
インストーラーがダウンロードされるので、そちらを起動してインストールしましょう。
DLsiteアカウントでImagineVRにログインする
Imagineを起動するとログインするためにメールとパスワードが求められますが、ここで下にあるDLsiteロゴをクリックしましょう。
ブラウザが起動し、DLsiteの情報をImagineに提供するための承認が求められるので承認しましょう。
そうすることでDLsiteアカウントでログインすることができ、DLsiteで購入したImagine型のゲーム履歴が表示されるようになります。
ゲームをインストールする
Imagineのウィンドウの左側にある「ライブラリ」をクリックしましょう。DLsiteユーザーとしてログインされていれば、DLsiteで買ったゲームがこのように出てきます。
今回は『【完全版】ローマの奴隷:すべての道はローマに通ず』をインストールする必要があります。記事を書いている時点では10GBほどの容量。(アップデートによって増えることがあります)
ゲームを起動する
ゲームの起動はインストール済みとなっている項目からゲームをクリックして起動します。
『【完全版】ローマの奴隷:すべての道はローマに通ず』は一部シーンをVRでプレイ可能なので、VRで遊ぶ場合はSteamVRを起動しておきましょう。
ローマの奴隷:すべての道はローマに通ず のゲーム内容紹介&レビュー
『【完全版】ローマの奴隷:すべての道はローマに通ず』はデスクトップでのプレイに対応。そしてエッチシーンをVRでプレイすることができます。
VRプレイ時のプラットフォームはMetaまたはSteamVRに対応。PCVR専用となっています。
ローマの奴隷はUnreal Engine製なのでUEVRでのVR化にも対応しています。

主人公の性別や見た目を決める
最初に主人公(=プレイヤーが動かすキャラ)の簡易的な外見変更ができます。
男性/女性/中性的な見た目の中から選びますが、スライダーでエディットするような細かい調整はできません。
服装も限られたものだけなので、この時点ではテキトーに決めてよさそうです。
奴隷を買う
このゲームの本筋は以下の通り。
- 奴隷を育成して愛を育むor奴隷虐待する
- 名声を得ることでローマを建設した王の血筋の女性と関係を持つ
奴隷を入手するには、奴隷市場に並んでいる人たちを購入する必要があります。奴隷市場はオープンワールドであるローマの街に複数カ所あるので、探索していれば見つかるでしょう。(1カ所はゲーム開始すぐ目の前にあってチュートリアルで購入できる)
おつかいゲーを消化する
このゲームの本質は与えられたミッションをこなしていくゲーム性、つまり分かりやすく言うと「おつかいゲー」です。
ローマという街を舞台にして住民の悩みを解決していき、名声を上げてお偉い様に認めてもらうというのがメインシナリオと言っていいでしょう。
ただしこれはエロゲなのでイベントの途中でエロプレイが挟まれることがあります。
ミッションはさまざまなものがありますが、その一例をいくつかまとめてみました。
- 「アイテムを見つけて持ってくる」
- 「鞭で調教して隠している事を聞き出す」
- 「隠れている人物を見つける」
- 「人物を追いかけて捕まえる」
こういったミッションがローマの人々から課せられます。オープンワールドといっても外の世界でモンスターと戦うわけではなく、街の中をひたすら往復して人々とやりとりをするというイメージ。
中にはバケモノに出くわすことも。リアル寄りですがギャグ要素が至るところに散りばめられています。悔しいけど吹いてしまうアホな会話がちょくちょくありますよ。
ローマの街には弓でリンゴを落とすミニゲームがあったり。この絵面で「的」の代わりにモンスターを配置すれば立派なオープンワールドアクションゲームとして食っていけますね。見た目に関してはですが。現状は見た目がいいだけでゲームの土台が単調です。
エッチする
このゲームは奴隷を飼ってその奴隷とエッチしたりSMプレイすることができます。
「ダンジョン」とゲーム内で表記されている場所に奴隷を住ませることができるのですが…みんなの考えるようなダンジョン(=dungeon→地下牢)ではなく、実際は家みたいなものですね。そこに奴隷を飼う牢があるって感じ。
そこにいる奴隷に話しかけ、「ファック」や「罰する」を選ぶとエッチをプレイできます。特にこのゲームのキモとなるSMプレイに関しては1人称プレイと3人称プレイを選べるようになっていますね。
- ファック:普通のエッチを奴隷とする
- 罰する:奴隷をアイテムでしばく
エッチの体位やSMプレイのテクに関してはスキルツリーでアンロックすると増えていきます。翻訳がイマイチすぎるので、名前をみてもイマイチどんなプレイか分かりづらいのが難点ですが、イラストも見れるのでそれで大体のプレイは理解できるはず。
こちらはVRでプレイした場合のエッチシーン。普通のエッチシーンの場合、スペースキー(VRならトリガー)を連打して射精するという単調かつあっさりめな仕上がり。むしろ連打させられるのでエロゲとしてはちょっと怠さがあるかも。
Unreal Engineで作られたゲームであり、AA級グラフィックを謳うだけあって肌の質感は同人エロゲとしては最上級クラス。オワコン化してしまったFallenDollと同じくらいモデルは良くできていますね。

操作性について
Meta Quest3+OculusTouch Pro+Virtual Desktopでプレイしてみた結果、なぜかコントローラーが正常な動作をしてくれなかったので、Oculus Linkを使ってプレイ。こちらはほぼ正常に動作しました。
ただトリガーボタン連打しても射精にならなかったこと、そもそもグリップムーブが搭載されていないこと、1エッチするたびにVRモードが切れてやりくりが面倒すぎることなど、VRプレイのUXは高くないと感じましたね。ストレス要素が大きい。
グリップムーブに関しては外部ツールで機能追加できるのでまだいいのですが…VRでのエッチ体験という意味では綺麗な見た目に反してあまり快適ではないという結果です。
UEVRでVR化してのプレイ(問題点あり)
UEVRでVR化できました。これでローマをばちこり探検することができる!!……そう思っていた時期が私にもありました。
問題点を挙げるのですが、こちらの画像をまずは見てください。
これはモニターに映っているゲーム画面なのですが…おわかりですね?そう、雲が下に降りてきているではありませんか。
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なぜか右側だけこの雲が降りてきて常に雲が視界を邪魔してきます。なんでやねん!一応何か対策できる手段がないか設定をいじってみたんですが効果なし。
UEVR使ったからバグったのかと考えましたが、通常プレイ時のイベント中VR切り替えシーンでたまに室内にいても雲の様子がおかしい時があったのでゲームの根本的なエラーか何かかも?断定はできないので「こんな問題があるんだ」って感じで受け止めてくれれば。
ただしこれはあくまでも外出している時の問題。要はエッチシーンで公式VRモードよりも快適にプレイできればいいわけで。
エロシーンをUEVRでプレイしてみたところ、公式よりもじっくり眺められるようになって正解でした。
グラフィックに関してはやはりレベル高い。今回は女性をアップで映していますが、ハゲデブオヤジをアップにしてもいいし、ゲイ野郎でもOK。それが嬉しいかどうかは別としてね。
奴隷プレイもVRで。パチーンと鞭でしばいて悲鳴を聞けます。女の悲鳴はいいもんですな。野郎の悲鳴は汚いからだめ。ダメダメ認めない。
カメラワークに関して触れておくと、基本は大丈夫なのですが、調教時に1人称プレイでセリフがカットインするとカメラワークがグワっと動いてドアップになってしまうのが欠点。
UEVRも完璧ではないというか、強制的にVR化しているのでこういった強制カメラワークの動きには弱いんですよねぇ。でもエッチするときはUEVRの方が個人的にはマシかなと思いました。
VR対応!ILLGAMES最新作が販売中。 デジタルクラフトが公式に
ILLGAMESの新作に性格追加アペンドが登場。同時に本編とアペンドのセット商品も販売開始。最大人数に比べて若干性格が少ないと思っていたのでこれはナイス。サマバすくはデジタルクラフトが公式でVRに対応しているのでチェックしておきましょう。
COM3D2! VRで遊ぶなら
全編VRで遊べるCOM3D2(カスタムオーダーメイド3D2)も個人的には激推し。作ったキャラで本編を楽しみたい人はオダメの方が優秀。ダンスの曲も豊富で3人まで踊らせることができます。
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COM3D2どれを買うべき?(2025年版)
ローマの奴隷:すべての道はローマに通ず のレビューまとめ

グラフィックのレベルが同人としては非常に高い
ちょっと笑えるギャグがポツポツある
連動グッズLovenseに対応
翻訳がオワッテルところあり
ゲーム本編はただの作業ゲー
VRエロのUXは微妙かも
AA級グラフィックが最大の強みか
このゲームの強みは同人エロゲの中でもトップ層に位置するレベルのグラフィック、そして世界観の表現力です。
古代ローマを生きるローマ人とその奴隷。そして建物・着物・オブジェなどこの世界を彩る様々なものを高画質で体験できる。同人ゲームとしてよく最後まで作り上げたと思います。まずそこは素直に評価できる点です。
ゲームの土台はひたすらおつかいゲー
見た目はいいものの、「ゲームとして面白いか?」という観点で評価するなら、退屈なおつかいゲーやミッションをやらされる作業ゲー感があります。
指示されたことを淡々とひたすらこの世界で消化するのが好きな人なら苦にならないかもしれませんが、アクションを活かした派手なプレイで遊びたい人やがっつりバトルが好きな人には合わないでしょう。
まぁ、そもそもがっつりアクションバトルがしたいなら『ELDEN RING』や『GRANBLUE FANTASY: Relink』でも遊んでろよって話ですよね。
日本語訳は一貫性がない
日本語訳は正直褒められたものじゃないです。アウト。
- 男性なのに突然女性口調に(逆も然り)
- 突然命令口調っぽくなる
- 言葉のチョイスが変
などなどキリがないのですが、ほぼ間違いなく翻訳ツールで作り出された文章です。
ただそのおかげで悔しいけど笑ってしまうような文章もあったり。偶然の産物なのか、元々狙ってやっているのか。
文章自体は理解できるのでプレイに大きく支障をきたすことはないと思います。でもスッと頭に入ってこない文章なので読んでてアホになりそう。
突然ショップの店員がなんの前触れもなく「おおきに!」とか関西弁使い出した時は頭がクラクラしました。
公式VRモードはUXがイマイチかも
公式VRは「VRでプレイしますか」と毎回聞かれる上に、エッチがスタミナ切れで強制終了するたびにVRヘッドセットが真っ暗になって外さないとダメだから面倒。
スタミナはスキルポイントで強化できるとはいえ、他に体位アンロックでも使うからすぐに解決とはいきません。UEVR使ったほうがエッチに関してはいいかもしれませんね。カメラの微調整もUEVRでプレイした方が良さげでした。
奴隷プレイで悲鳴を聞けるのでS向け
SMプレイによる奴隷理解させプレイで女性の艶やかな悲鳴を聞くことができます。声はけっこう質がいい。耳あたりが良いかなと。パチーッンと鞭を打つことで得られる快感があるかもしれません。ハイクオリティなリアル調の3Dモデルにマッチした悲鳴なので個人的にはシックリきました。
総評
総合評価はA(星4.0)に決定。
この時代のローマのシミュレーションゲームとして見るなら高い完成度を誇ると言っていいかもしれません。
ただ「エロゲとしてどうなの?」という別の見方をすると、手首がクルりと簡単に回転してしまう。SMプレイに関しては他のVRエロゲよりも上をいっていますが、通常エッチに関しては疑問を感じるところも。
公式VRエッチのUXの微妙さやアンロックの面倒くささがあること、射精の連打がだるいこと、LGBTへの配慮を感じなくもないキャラたちなど気になる点がいくつかあります。
そして何よりゲーム本編の退屈なおつかいゲーを淡々と消化していくのが個人的には合わなかったので苦痛でした。
見方によって評価が乱高下する評価が難しいゲームです。5,000円するゲームに相応しいグラフィックですが、VRエロの部分に関しては相応しくない。本編はぶっちゃけつまらない。翻訳だって酷いけど逆にそれが面白い時もあり。
購入はこちら

項目 | 内容 |
---|---|
サークル | SlavesOfRome |
対応HMD | Meta/Pico/その他SteamVR対応機種 |
ジャンル | シミュレーション |
価格 | 5,170円 |
おすすめ度 |
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【PR】今売れてる商業VRエロゲ3選!

公式で全編VRで遊べるのがこちらのCOM3D2。性格ごとのテキスト量は他のゲームよりも圧倒的に多く、全てフルボイスなのでキャラに愛着が持てます。
ダンスの種類や夜伽のレパートリーは多いが有料DLCも多いのがネック。
エロ度 | |
キャラデザ | |
クオリティ | |
面白さ | |
値段 | 通常版(本編+GP01セット):8,580円 コンプリートパック(本編+GP01+GP02+GP01Fbセット):19,470円 |

デジタルクラフトがVRに対応しているのでVRユーザーも要チェックの1作です。
エロ度 | |
キャラデザ | |
クオリティ | |
面白さ | |
値段 | 通常版:8,800円 |


エロ度 | |
キャラデザ | |
クオリティ | |
面白さ | |
値段 | 5,980円 |
Steam版コイカツにHFパッチ(MOD集)を入れるやり方