2025年9月26日に「ILLGAMES」からリリースされた『アイコミ』のレビュー記事です。ILLUSION解散からILLGAMESが生まれ、そして今作で3作目という流れ。
ハニカムやサマすくといった過去作は、ILLUSION時代のコイカツと比べるとやはり物足りなさを感じたプレイヤーが多かったかもしれません。
3作目ともなればさすがにプレイヤーを満足させるような仕上がりでないと今後に関わるかもしれない。ということで、今回も管理人が発売日に買ったのでバチこり忖度なくレビューしていこうと思います。
過去作と比べてどう進化したのか知りたい人は読んでみてください。
アイコミのゲーム本編について
まずはゲーム本編を確認していきます。
- ゲームスタート:本編開始(はじめからorつづきから)
- キャラクリエイト:キャラを作成する
- フリーエッチ:好きなキャラと好きなタイミングでエッチできる
- オプション:設定を変える(ゲーム中でも変更可能)
- ゲーム終了:アイコミを終了する
キャラクターを配置する
昔からの伝統。まずは用意したキャラクターをゲーム内に配置することからスタートです。男性主人公1人(キャラクリでフタナリにした女でもOK)を含めて最大25人まで配置可能となっています。
自分でキャラを作るからこそこのゲームは愛着が湧くのですが、全部1から自作するのは途方もない労力がかかります。なのでキャラカードを他のユーザーから拝借するか、デフォルトで用意されてるプリセットキャラを配置するのもあり。
今回は本編を調査するという名目なので、プリセットキャラを配置して進めました。
この画面では主人公の呼び方(愛称)を指定することができたり、さまざまな個性をON/OFFすることもできます。個性はコミュニケーションにおいて評価の上げやすさに影響します。
ストーリーについて
アイコミのストーリーはかなり簡素です。正直にズバッと言うと、本編シナリオと言えるようなものはほとんど用意されていません。
「主人公が村を舞台とした全員女子の学園に転校してくる」というテーマですが、本筋となるシナリオが特別用意されているわけではないので、ちょっとした縁あるキャラとの会話が見れるだけです。
イベントとして、幼馴染の先生・公民館の職員・カフェ店員などの特別なキャラとの会話は用意されています。キャラごとに1日1回の制限があるのでボリュームは少ないのに時間はかかるという具合。
シナリオを進めるための「〇〇をしろ」的なミッション要素はかなり薄めで全てマイペースで遊べる感じ。シナリオそのものを楽しみたい人にとってはボリューム不足を感じるでしょう。
ミッション的な要素の例として、例えば先生とのイベントを進めるために「恋人を作ろう」的な条件はあります。話しかけないと条件が見えないのはちょっとだるいかも。
ただこれは本筋シナリオがボリュームないってだけで、各キャラクター(性格)を全制覇するとなるとかなりのボリュームになります。真面目に取り組めばこれだけで数十時間遊べます。
キャラとのコミュニケーション
コイカツ時代からベースは変わっていない本編のゲーム性。
マップを自動で移動しているキャラクターたち。彼女たちに対してまずは主人公が積極的にコミュニケーションをとっていき、仲を深めていくと友人・恋人と関係性が発展していきます。
女の子に話しかけると1対1の会話が発生。プレイヤーの選択によって好感度やエッチ度が上がります。
- アクション:見る/触る
- 話を振る:勉強系/スポーツ系/おしゃれ系/世間話/コイバナ/エッチな話
- 一緒にしよう:勉強/運動/食事
- ついてきて:キャラを帯同する
- イタズラしたい:マッサージに発展
- エッチしたい:その場でエッチする

- 勉強系/スポーツ系/おしゃれ系の好みのタイプを表している。会話内容の選択肢によって女の子と近いフィーリングに近づける。画像のようにピッタリになると「一緒にしよう」で勉強/運動/食事を選択できるようになる
- アクションで「見る(虫眼鏡)」と「触る(手)」を選べる。例えば触るマークを押して女の子の手やおっぱいをタッチすると好感度が上がったりする。キャラによっては下がるかも。
- 「話を振る/一緒にしよう/ついてきて/イタズラしたい/エッチしたい/デートに誘う」を選択できる。親友状態の時に「告白」も出現する。
マッサージやエッチは今いるその場でスタート。カフェでやればもちろんやべー奴になりますが、この世界ではなぜか許される模様。
視点を動かしながら、おっぱいやお尻を責める。エスカレートしてくるとアソコ・乳首・アナルまでマッサージが可能。さらにこのゲームはマッサージ中にキスもできます。
ただの悪戯マッサージのはずがしっかりキッスまでしてくれる。こういうのでいいんだよと。ちなみになぜか普通のエッチだとキスは指定体位以外でできません。
そうこうしているうちに仲良くなって告白が可能に。こうして無事結ばれたってわけ。こういった感じで全性格20種類の女の子とハーレムを築いていくのが本作アイコミの本筋と言って過言ではないでしょう。
プリセットにいるキャラクターの中にもカワイイ子はちらほらいるものの、やっぱり自分で自分好みのキャラを作ったり他人の素晴らしいキャラを拝借した方が楽しめます。
仲良くなったらなったらデートやお祭りに一緒に行くことができるようになります。
これらを全て消化できれば1つの性格を完全攻略と言っていいかも。まぁエッチのステータスも上げないといけませんが。ストーリー本筋はうっすいけどやることは多いですね。
アイコミのエッチとフリーエッチについて
アイコミのエッチについてまとめています。
本編のエッチ
本編でエッチするならとりあえず親友以上になってエッチゲージを貯めたら誘ってみましょう。
- 愛撫:約30種類以上
- 奉仕:約30種類以上
- 挿入:約40種類以上
- 女主導:約10種類以上
- (レズ):約10種類以上
- (女複数):約10種類以上
- 特殊:約10種類以上
※場所によって差があるので注意
レズと女複数はフリーエッチで選べます。本編の時はハーレムプレイが実現した時に選択できる。(と思われます。)
エッチシーンは「いつもの」で説明できる感じ。
サマすくの時はコミュニティシミュレーション特化型なこともありエロに関しては微妙でしたが、アイコミは従来のエッチになっています。場所や女の子の状態によって多少差がありますが、たくさん体位があることは間違いありません。
何度もイカせるとぐったり状態になるので、その状態で奉仕を選ぶと脱力系が出現。無理やりシている感があって絵面的にエロい。
精子や潮などの汁表現は透明ですね。精子は出てから掛かるまでは白いけど、すぐに透明になってしまうのが個人的には惜しい。白く濁ったままでいいじゃん?
エッチ終了後にステータス報酬をゲット。たくさん絶頂させたり同時絶頂したりすると経験値がもらえます。
新たな体位をゲットできたり女の子がエッチに慣れたり各部位の反応が変わったり。やり込み要素なので繰り返しエッチにお誘いしましょう。
フリーエッチ
フリーエッチは「通常エッチ」と「???」が存在。後者は特定の条件を満たすと解放されます。祭りに参加して「主人公+彼女+ストーリー3キャラ」の5Pを体験すると解禁されるとのこと。特殊シチュエーションですね。
フリーエッチなら最初から不慣れと慣れを選べて便利。レズプレイや3Pもサクッと遊べるので抜きたい時に抜けていい感じ。やっぱりフリーエッチは大事ですね。
マップと時間を選んだらエッチスタート。
慣れ状態で脱力状態になるまでイカせると少し表情がアヘってエロい。アヘりすぎないちょうどいい感じですね。体位も最初からいっぱい選べて嬉しいポイント。
アイコミのキャラクリについて
アイコミのキャラクリを前作と比較していきます。
コーディネートは1キャラ4セットに増加
上がアイコミで下がサマすく。キャラのコーデタイプが3つから4つに変更となりました。
ゲーム | コーデタイプ |
---|---|
アイコミ | 制服/私服/水着/お祭り |
サマすく | 私服/役職服/水着 |
顔(輪郭)の種類が増加
キャラクリにおいてアイコミとサマすくで最も大きく変化した要素と言ってもいいのが輪郭タイプの追加です。
輪郭タイプ3をチョイスすることでタイプ1と比較してモチっと感が減り、シュッとした輪郭になります。タイプ2はちょっと顎のラインが特徴的になるのですが、タイプ3は比較的使いやすい印象ですね。
上がタイプ1、下がタイプ3。輪郭が1→3になることで角度がついているのが見てわかります。
様々なパーツの種類が増加
眉毛・まつ毛・まぶた・化粧・瞳・髪の毛・衣装・アクセサリーの種類がガッツリ増えています。
管理人の場合サマすくにMODを入れているので、ちょっとごちゃごちゃしていて正確な数を比較できないのですが、明らかにアイコミになって増えています。ちゃんと最新アップデートやアペンドを入れた状態です。
アクセが40個まで装着可能に
左がアイコミ、右がサマすく。セットできるアクセサリーの数がシンプルに2倍になりました。20→40個に増えたことで、より自由度が上がったと言えます。つけ毛やその他アクセを多くつけて版権キャラのそっくりさんを作りやすくなっています。
実際にキャラを作成
自分でキャラを作成していこうのコーナー。輪郭タイプ3を使ってとりあえずそっくりさんを作っていこうと思います。
作っていくと気になる点がやはり出てくる。スライダーの「下限〜上限」が「0〜100」ですが、場合によってはやはりマイナス数値や100超えにしたいと思うことがチラホラ。髪の毛の長さなんて特にマイナス数値や上限突破で微調整したい。
MODにはスライダーの上限下限撤廃がありますが、バニラでもうちょっと数値幅を調整できるようになれば嬉しいかな。
最後に前髪を装着し、顔のパーツや顎付近を微調整して完成。村に溶け込んだ鳴○のユーノのそっくりさん。
ここからさらにアクセで上手く毛束を作ったり流したり、私服ではなく原作準拠の衣装もどきを作るとなると時間がかかりますね。とりあえずこれで一旦保存。悪くはない…かな?。
アイコミのVRについて
アイコミのVRについてまとめています。
VRは後日アップデートで対応予定
アイコミはVRに対応予定です。ハニカムやサマすくもVRに対応しましたが、内容はデジタルクラフトをVRで鑑賞できるというものでした。
ILLUSION時代のコイカツやハニーセレクトなどで可能だったフリーエッチの公式VR化はまだ来たことがありません。
アイコミでは満を持してフリーエッチの公式VR化が来るのか?それともまたデジタルクラフトにしか対応しないのか?そこに注目ですね。
VRに対応するデジタルクラフトとは?
シーンを作成するスタジオのことです。キャラ・マップ・オブジェなどを配置して1つのシーンを作るツールです。静止状態はもちろん、キャラを動かすこともできます。
それをVRで鑑賞するだけなので、フリーエッチと比べると物足りなさを感じるのが欠点。だからこそフリーエッチの公式VR化が期待されています。
アイコミのレビューまとめ

エロさ:管理人がどの程度エロいと思ったか。
3Dモデル:モデルの綺麗さや可愛さ。定番VRCモデル級だと大体4.5くらい。(VRCモデルが良いというわけではない)
シナリオ:シナリオの良さ。特にシナリオのないシミュレーションやVRビューワーは0。
操作性:どれくらい操作しやすいか。直感的に動かせるか。
拡張性:連動グッズ・パススルー・AI・MODなどに対応しているほど高くなる。
コスパ:価格に対してどの程度内容が濃いか。
コミュニケーションが成り立っている
キャラクリはILLGAMESの中で最高
総じてパワーアップしている
アニメ調好きなら普通に抜けるエロさ
いたずらマッサージがエロい
全性格を攻略すると長く遊べる
同じ会話を繰り返すことあり(3連続)
大まかなシステムは昔から変わっていない
村のマップは狭め
メインシナリオはほぼない
20人環境で挙動が重め
大まかなシステムは「いつものやつ」
人によっては「コイカツでいいじゃん」とか「MODのないコイカツ未満」とかそういった評価レビューや感想があるのも理解はできます。大まかな括りで言えば、確かにやっていることに変化がない。良くも悪くも「いつものやつ」で通じるのはその通りです。
でもマクロ視点ではなくミクロ視点で評価するなら、確実に進化しているのも実感できますね。少なくともILLSIONのコイカツ・サンシャイン・ROOMガール、そしてILLGAMESのハニカム・サマすく・アイコミと全部購入して触っているのでわかります。
ゲームエンジンの変化に伴ってキャラの描写が良くなっていたり、ハニカムで劣化してしまったゲーム性がサマすく→アイコミで改善されてきています。
総じてパワーアップしている
ハニカム→サマすく→アイコミと少しずつ確実にパワーアップしているのが実感できます。
コイカツやコイカツサンシャインは確かにMODも含めると自由度が高すぎた。とはいえILLGAMESになってからアイコミでようやくスタートラインに立てたと言っていいでしょう。
簡単なMOD云々はともかく、スクリプティングバックエンドがIL2CPPになってからはMODの開発が難しくなっています。コイカツシリーズでユーザーがMODで版権キャラを作ってキャラカードでお金稼ぎしたり悪さしたのも影響があるでしょう。
その状況を考慮すれば、アイコミはパーツが揃っていてバニラ環境(MODなし)でも作りやすいのは間違いありません。全体的にアイコミのキャラクリはパワーアップしているので、MOD云々にとらわれてないユーザーなら楽しめる確率は高いですよ。
1対1のコミュニケーションが成り立っている
主人公と女の子の会話が成立しているのがハニカムからの大幅な変更点。ハニカムは正直なところ会話もどき・会話風であって中身のないコミュニケーションでした。
アイコミはしっかり1対1で言葉のキャッチボールができているので高評価。いや、本来なら当たり前な気がするけど、ハニカムはマジで中身なかったから大きな進歩です。
ただこれも全肯定できるわけではなく、例えば「勉強の話」を持ちかけると同じ会話が連続で選ばれることも少なくないのが惜しい。3連続で同じ会話だと「…笑」とちょっと興醒めすることも。
まぁ、女の子と仲良くなるための行為なので作業ゲーになる部分も仕方ないっちゃ仕方ない。会話が同じでも選択肢が変わることはあるのでまだマシですね。
同じ会話が連続で起こるのはコイカツの時から変わらない。キャラ(性格)が多いのでテキストの種類を増やすのも限界がありますからね。
フツーに抜けるゾ
アイコミはエロい!アニメ調好きなら多くの人が満足できるレベルにはあると感じます。少なくともその辺の同人VRエロゲなんかよりはるかに実用性は高いですね。
冒険して金を無駄にするくらいならこれ買ったほうが費用対効果がいい。要はコスパが良いってこと。確かにキャラクリにしか興味なくてMOD盛り盛りコイカツシリーズで満足できる人だとアイコミをそこまで評価できないかもしれません。
グラが良くなった焼き直しですからね。でも今さら古いゲームエンジンのものを買うのも微妙ですよね。だから今からこれ系のゲームを買うならアイコミは全然優秀です。
挙動が重い
Intel Core i9-12900KとRTX3090の環境ですが、FHDの解像度にしてもゲーム本編がかなり重い挙動です。マップを移動していると60fpsが安定せず、50fps前後になりカクツク時も多々あります。
20人以上マップに配置しているからとはいえ、これまでのゲームと比べてかなり重い。なんならモンハンワイルズより重い。鳴潮を高設定かつレイトレONにしている時より重い。
なんでこんなに重いのか意味わからないくらい重いです。
総評
総合評価はA(星4.0)に決定。(商業エロゲとしての評価です)
VRプログラムでフリーエッチが来たらAA~Sに昇格するポテンシャルを感じます。レビューするために金土日と3日間バチこりプレイした結果、普通に3発ドクドク出すことができた。これはつまり普通に抜けるエロゲであるということ。個人的には現時点でハニカムやサマすくよりも評価しています。
キャラクリと本編のコミュニケーションでキャラに愛着が湧くと長時間楽しめるので、キャラクリ系のエロゲに興味ある人は買ってヨシ!FANZAの低評価レビューは気にしすぎない方がいいです。
購入はこちら

項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | ILLGAMES |
対応HMD | Meta/Pico/Valve/Vive/Pimax (対応予定) |
ジャンル | シミュレーション |
価格 | 8,800円 |
おすすめ度 |
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公式で全編VRで遊べるのがこちらのCOM3D2。性格ごとのテキスト量は他のゲームよりも圧倒的に多く、全てフルボイスなのでキャラに愛着が持てます。
ダンスの種類や夜伽のレパートリーは多いが有料DLCも多いのがネック。
エロ度 | |
キャラデザ | |
クオリティ | |
面白さ | |
値段 | 通常版(本編+GP01セット):8,580円 コンプリートパック(本編+GP01+GP02+GP01Fbセット):19,470円 |

エロ度 | |
キャラデザ | |
クオリティ | |
面白さ | |
値段 | 通常版:8,800円 |


エロ度 | |
キャラデザ | |
クオリティ | |
面白さ | |
値段 | 5,980円 |
Steam版コイカツにHFパッチ(MOD集)を入れるやり方