この記事ではIllusionから発売されている『エモーションクリエイターズ』をVRでプレイするまでのやり方・手順を紹介していきます。
MODを使ったVR化なので以下の点には注意してください。
何かの損害を被った場合でも自己責任です
Meta Quest2/ProやPico4(VD接続)での起動を確認しました
MODでVR化するまでに必要なものを入手する
まずはVR化するまでに必要なものをチェックしておきましょう。
なお、古い記事だとVRMOD.Template_Unity2018.を解凍して出てくるIPA.exeを使ったVR化の方法が紹介されていますが、今はもう少し新しいやつがあるのでそちらを紹介していきます。
BepInEx_x64_5.4.21.0をダウンロードする
BepInExはゲーム内でMODを機能させるために必要なフレームワークです。エモクリ以外でもコイカツ・ハニセレ・COM3D2で活用されています。
上のリンクから飛ぶと最新版が一番上に表示されますが、時期によってはBepInEx 6.0.0やそれより新しいものが表示されると思います。
それらはスルーして下にあるBepInEx 5.4.21をダウンロードしましょう。バージョンが新しくなると正しく動かなくなる可能性があるからです。
BepInEx_x64_5.4.21.0をダウンロードします。圧縮ファイルなのでダウンロード後は「7zip」などの解凍ソフトを使って解凍しましょう。
XUnity.ResourceRedirector-BepIn-5x-1.2.0以降をダウンロードする
XUnity.ResourceRedirector-BepIn-5x-1.2.0以降をダウンロードします。そうなると、記事を書いている時点で1.2.0か1.2.1か2.0.0があるのですが…
バージョンが上がっている2.0.0だとちょっと怖いので間をとって1.2.1を今回は採用します。

4.20.1と4.21.0のところに1.2.1のバージョンがあります。一応触れておくと1.2.0のバージョンは4.20.0のところに、2.0.0のバージョンは5.0.0と5.1.0のところにあります。
「XUnity.ResourceRedirector-BepIn-5x-1.2.1」をダウンロードしましょう。圧縮ファイルなのでダウンロード後は「7zip」などの解凍ソフトを使って解凍します。
EC_BepisPlugins_r16.4以降をダウンロードする
最新バージョンでOK。EC(エモーションクリエイターズ)用のも更新されているのでこれは最新版で大丈夫でしょう。ダウンロードしたら同様にファイルを解凍しておきます。
AssetsBundleExtractor_2.2stabled_64bitをダウンロードする
Unity Assets Bundle Extractor(UABE)なんて呼ばれているやつです。ユニティで作られたゲームやアセットバンドルからアセットを抽出してちょめちょめするのに使います。
一番上にあるUABE3.0はベータ版なので2.2の方をダウンロードします。ダウンロード後は同様に解凍しましょう。
EC_VRcont2B_v2.14.をダウンロードする
IPA不要版です。エモクリのVR化MODは古いやつより新しいこっちを導入しましょう。
アプロダのページへ飛び、少し下にスクロールすると「アップロードファイル(クリックでダウンロード)」の項目があるのでそちらをクリックして直接ダウンロードできます。
ダウンロード後はファイルを解凍します。
Unity Assets Bundle Extractorでアセットを書き換える
今度はエモーションクリエイターズのデータからアセットを少し書き換える作業が必要になります。そんなに難しくないのでコピペして終わらせましょう。
AssetsBundleExtractorで指定のアセットを指定し抽出する
AssetsBundleExtractorを起動し、「File」から「Open」を選択します。
続いてエモーションクリエイターズのインストールフォルダにある「EmotionCreators_Data」というフォルダから「globalgamemanagers」を選択しましょう。階層は基本的にこのようになっています。
C:\illusion\emotioncreators\EmotionCreators_Data
globalgamemanagers
するとこんな感じで表示されるのですが、ここでPath ID「11」のアセットをクリックします。「Unnamed asset」のところをクリックしましょう。そうしたら「Export Dump」をクリックしてファイルを保存します。AssetsBundleExtractorは起動したままにしましょう。
さて、「unnamed asset-globalgamemanagers-11-BuildSettings.txt」というtxtファイルが保存されました。これをメモ帳アプリなどで開いて一部書き換える必要があります。
抽出したアセットを書き換える
先ほど保存されたtxtファイルをメモ帳で開きます。

0 vector enabledVRDevices
1 Array Array (0 items)
0 int size = 0
こうなっている68~70行目の文字をこのように書き換えます。
0 Array Array (2 items)
0 int size = 2
[0]
1 string data = “OpenVR”
[1_]
1 string data = “None”
※[1_]の部分の_を削除してください。サイトのテンプレートの関係で_を入れないと意図しないアイコンが表示されてしまうための対策です。
▲正しくはこうです。
書き換えたら上書き保存します。
書き換えたファイルをインポートして保存する
起動したままのAssetsBundleExtractorに戻りましょう。今度は「Import Dump」をクリックして先ほど書き換えたファイル「unnamed asset-globalgamemanagers-11-BuildSettings.txt」を選択して「開く」をクリックしてインポートします。
インポートが完了したらAssetsBundleExtractorウィンドウの真ん中下にある「OK」をクリックしてファイルを保存します。
この時のファイル名はデフォだと「globalgamemanagers」のままなのですが、編集前の「globalgamemanagers」と編集後の「globalgamemanagers」があってよくないので、ファイル名の後ろに数字なりなんなり自分で追加していったん差別化して保存しましょう。
“いったん”差別化するのは、後で「globalgamemanagers」に名前を戻すからです。この名前じゃないとゲーム起動できなくなるんですよね。
元の「globalgamemanagers」と書き換えたやつを入れ替える

「EmotionCreators_Data」フォルダにある元の「globalgamemanagers」を捨てる(バックアップある人のみ)なり何処かへ移動させるなりしたあと書き換えた「globalgamemanagers_072(仮)」をぶち込みましょう。画像では「globalgamemanagers_vr」がそれに該当します。
さて、この状態だとゲームを起動しようとしてもエラーが発生して起動できません。
こんなエラーが出現します。これを解除するには「globalgamemanagers_072(仮)」の名称を元の「globalgamemanagers」へ戻せばOK。右クリックでプロパティから名称を変更することができます。
最終的にはこうなりますね。見た目は分かりづらいですが中身はちゃんと改変版です。
これで改変作業は完了。
ダウンロードしたMODをインストールフォルダへぶち込む
あとはダウンロードしておいたMODをエモーションクリエイターズのインストールフォルダ(エモクリのexeファイルがあるフォルダ)にぶち込んでいくだけです。
- BepInEx_x64_5.4.21.0をぶち込む
- XUnity.ResourceRedirector-BepIn-5x-1.2.1をぶち込む
- EC_BepisPluginsをぶち込む
- EC_VRcont2B_v2.14をぶち込む
BepInEx_x64_5.4.21.0をインストールフォルダに入れる
ここにあるやつを全てエモクリのインストールフォルダへドラッグ&ドロップして転送します。
XUnity.ResourceRedirector-BepIn-5x-1.2.1をインストールフォルダに入れる
これをエモクリのインストールフォルダにドラッグ&ドロップします。すると、既にある「BepInEx」の中に自動で入ってくれます。
EC_BepisPluginsをインストールフォルダに入れる
これをエモクリのインストールフォルダにドラッグ&ドロップします。すると、既にある「BepInEx」の中に自動で入ってくれます。
EC_VRcont2B_v2.14をインストールフォルダに入れる
これをエモクリのインストールフォルダに全てドラッグ&ドロップして転送します。
全て入れるとこうなる

まずは1度起動してみましょう。今回紹介したMODを入れるとエモクリのインストールフォルダは最終的にこのようになります。
あとはSteamVR対応機器でPCに接続し、PCVRがプレイできる状態でエモーションクリエイターズを起動するだけです。Meta QuestやPico4での起動を確認できました。

その他
今回紹介したやつ以外にも、設定が楽になるとのことで「ConfigurationManager」の導入が推奨されています。
VRでの起動が不要な場合は書き換えた「globalgamemanagers」を元の「globalgamemanagers」と入れ替えればOKです。
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コイカツサンシャインが鉄板
VRでも遊べるコイカツサンシャインの魅力はアニメ調キャラクリエイトの幅の広さとMODによる拡張性です。Quest Pro/Pico4/VIVE XREliteのカラーパススルーで自室にあのキャラを召喚して鑑賞するならこれで決まり。
COM3D2! VRで遊ぶなら
全編VRで遊べるCOM3D2(カスタムオーダーメイド3D2)も個人的には激推し。作ったキャラで本編を楽しみたい人はオダメの方が優秀。ダンスの曲も豊富で3人まで踊らせることができます。
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まとめ:MODでエモーションクリエイターズがVRプレイ可能に
これでエモーションクリエイターをVRで楽しめるようになりました。VRでのプレイですが、モニターにも映し出されてマウスでのプレイも可能です。
シーン選択やキャラ選択はマウスでプレイし、ADVパートやHパートはVRで楽しむ感じが良さそう。

商業VRエロゲのADVゲームといえば
- 恋来い温泉物語
- 3D Canvas
- COM3D2
が選択肢でしょう。2022年に「恋来い温泉物語」がSteamでリリースされましたが、同人含めてもやはり圧倒的に数と種類が少ないのが現状です。
紙芝居っぽい部分は多少ありますが、エモーションクリエイターズで自分好みのシーンを作ったり他人の作ったシーンをダウンロードして利用することもできます。
版権キャラに似せたキャラで楽しめるのはコイカツやCOM3D2と同じなので興味ある人はぜひチャレンジしてみてください。
購入はこちら
他のVRエロゲのADVについて

「恋来い温泉物語VR」。2023年春時点で最もちゃんと作られているVRエロゲの本格ADV。モデルの質やミニゲームなどちゃんと作られていること、声優も実力ある人が選ばれていることから他のゲームと比べて完成度は高いです。ケチつけるならシナリオは味の薄いガムって感じな点。燃えるような展開はありません。2023年になってSteam以外にDLsiteでも購入可能になりました。

昔の名作「canvas」が3D&VRになって蘇り、過去のファンを多少なりとも盛り上がりました。が、しかし、いざ出来上がったものをプレイしてみるとそれは酷い出来だったと。3Dモデルの質が商業ゲーとしては最低クラスなのでガッカリ感が凄いです。シナリオを楽しみたくてもモデルが…としか言えません。普通に2Dの「CanvasDVD 〜セピア色のモチーフ〜」をプレイした方が良いと思います。ついでに管理人はフルプライスで3D Canvasを買って痛い目に合いましたとさ。

経営シミュレーション+ADV+音ゲーの「COM3D2(カスタムオーダーメイド3D2)」もまた鉄板のVRエロゲです。恋来いよりも抜き要素が多いです。しょんべん漏らさせたりSMプレイやNTRなど色々あって自分好みのキャラを弄ぶことができる。3Dモデルのハイポリボディは商業ゲーの中でもトップレベルにエチエチで普通におすすめです。
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今売れてるVRエロゲー4選!


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ゲーム性と言えるようなものはないのでゲーム性を求めるならAI少女とのセット商品もあり。
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今はサンシャインの方が優先だけど、明確な目的があるならこっちを買ってもOK。買うならトリロジー1択。
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